通学路のスクールゾーンなど、クルマの侵入に制限のある道路に無視して侵入しての事故が後を絶ちません。そこで、昇降式の車止め(ライジングボラード)を設置するという社会実験が、新潟県で行われ、成果を挙げたそうです。社会実験:出る杭…生活道路の車進入禁止 事故防止に効果という記事になっていました。
モールの入り口に1本を設置し、進入禁止時間帯にはライジングボラードが上がって車の進入を物理的に阻む。救急車など緊急車両には、道路脇のセンサーを手動で操作して下げられるようにした。
「ライジングボラード」は、手動または自動で上下するもので、進入禁止の時間帯に上がって、クルマの侵入を防ぎます。
これにより、実験開始前に1週間に119台あった違反車は、2ヶ月後には2台にまで減ったそうです。標識を見忘れて間違って侵入してしまう、ということもなくなる訳ですね。
社会実験を担当した埼玉大学の教授は次のようにコメントしています。
「通学路では子どもの安全を守るべきなのに、車の進入を止められない。抜け道代わりに使われればスピードが出ていて子どもが命の危険にさらされる。車の進入を物理的に抑制できるボラードの設置を通学路で進めることは、犠牲を減らすのに有効だ」
うちの近所でも、スクールゾーンの時間帯に通り抜けするクルマが後を絶ちません。このように「ライジングボラード」で物理的に制限できるのなら、子供たちを守るために是非とも導入して欲しいです。