昇格に笑い、降格に泣く、そんな季節がJリーグにもやってきました。2012シーズンのガンバ大阪に続き、2013シーズンは、ついにジュビロ磐田もJ2降格となりました。2年連続で強豪と言われたクラブがJ2降格です。名門磐田クラブ史上初J2降格という記事になっています。
リーグ年間優勝3回を誇る磐田が、鳥栖に敗れ、クラブ史上初のJ2降格が決まった。今季は開幕から出遅れ、6月から関塚隆監督(53)に再建を託した。7月に上向きかけたが、流れをつかむことができず、残り3試合を残して陥落した。
N BOXと言われたシステムで一時代を築き上げたのは、もう10年前でしたか。あの頃のジュビロ磐田は強く、そして美しかった。
ガンバ大阪もジュビロ磐田もそうですけど、かつて強豪と言われても、監督選びや、世代交代がいかに難しいか、ということを現しているのではないかと思います。
磐田一筋のエースFW前田は後半14分に途中交代し、ベンチで降格を見詰めた。「残念です。結局は力がなかったからだと思います」。
前田のデスゴールという都市伝説のようなものもありましたが、今シーズンは浦和レッズが喰らっていたのですが、ついに呪縛の解ける時がやってきたのでしょうか。
それはさておき、J2降格という事実は本当に辛いものです。浦和レッズも経験しているので、よく分かります。絶望的な気持ちになりますが、しかし、来シーズンも戦わなくてはならないのですよね。
ワールドカップを控え、クラブを離れる選手も出てくるかもしれません。そうなると、1年でのJ1昇格がどうなるかも分からなくなる可能性もあります。難しい問題です。
降格の磐田 社長が公式HPでコメントを発表という記事によると、社長は「降格という結果を真摯に受けとめ、クラブ一丸となって1年間で何としても『J1』に復帰する覚悟で臨みます」というコメントを発表しています。
フロントの責任も見逃せない。残留を争った甲府、鳥栖はチームの弱点を見極めた上で効果的な補強を行って成績を上向かせたが、補強に消極的な磐田が重い腰を上げて獲得したカルリーニョスと安田は前所属で出番が少なく、最後までカンフル剤にはならなかった。
というフロントの責任問題にも触れています。このあたりは他チームのサポーターなので詳しくは分かりませんが、当然、チームを編成している責任というのはあるのでしょうね。
ジュビロ磐田は、再び輝きを取り戻すことはできるのでしょうか。まずは、1シーズンでのJ1復帰ですね。
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2007年に所属していた広島がJ2に降格した際、駒野はJ1でのプレーを求めて磐田に移籍した。それから6年が経ち、再び所属クラブの降格という現実に向き合わざるを得なくなった駒野だが、「(去就は)まだです。これからです。3試合しっかり、まだあるので。そこでしっかりと戦いたいと思います」と、磐田での戦いに集中することを強調した。
5月に当時の森下仁志監督が退任し7月からは関塚隆監督が指揮しましたが、接戦で勝ちきれない試合が続き立て直すことができませんでした。