「ロアッソ熊本」のFW北嶋秀朗が、2013シーズンをもって現役引退することを発表していました。「北嶋秀朗選手、現役引退記者会見コメント」として、記者会見の様子が記事になっています。
北嶋秀朗は2013シーズンをもちまして引退することを決意しました。
この17年間、柏レイソルから始まり清水エスパルス、そして柏レイソルに戻ってロアッソ熊本とたくさんの人に支えられながら充実する日々を過ごすことができたと思っています。
清水エスパルスから柏レイソルに戻り、輝きを取り戻した時は驚きました。その後、ロアッソ熊本に移籍。そんな北嶋も35歳なのですね。
引退を決意した理由について次のように語っています。
僕は清水エスパルスに在籍していた2005年、膝に大きなケガをして、そこから何度も手術を繰り返していましたが、2006~2007年あたりから自分の中でこの試合というものを定めて試合に臨んできていて、この試合でゴールを決められなかったら辞めるという、そのような試合を続けてきました。
今年、7月14日の岐阜戦で、ゴールを決めることができなかったのが、引退の理由とのことです。「自分との約束を守ることでサッカーを続けていると思ってきているので、自分との約束を破ることができない」としています。「自分の中では許せなかった」とも。
引退を発表した10月18日は、奥さんの誕生日だそうです。子供たちには2週間前に伝え、10歳の長男は「叶えられなかった夢を俺が叶えるよ」と言ったそうです。
残り6試合は「ゴールを決めて、カッコよくやめようぜというのはあります」ということです。ゴールを!
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今後については、熊本からスタッフとしての残留要請を受けている。だが現時点で進路は未定。ただ「何かしらサッカーで恩返ししていきたい」としており、指導者の道も模索中だ。
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後半22分から途中出場。振り向きざまの右足シュートや、左クロスに対してニアに飛び込む得意のプレーを見せた。試合は大敗したが「1人ひとりが責任感を持って、今日のことは受け入れて、前に進んでいきたい」と話した。