浦和 また“魔の時間帯”に失点という記事より。
王者浦和がまたも“魔の時間帯”に沈んだ。後半44分、セットプレーから大分DF深谷に同点弾を決められた。昨季リーグ最少失点(28)を支えてきた赤い壁の信じられないミスが原因だ。
大分に先制されたものの、阿部のゴールで2-1と逆転。しかし後半44分にセットプレーから同点に追いつかれ、そのままドローとなりました。
“魔の時間帯”と記事になっていますが、新潟戦でもやはり終了間際に追いつかれたことがあるので、この詰めの甘さというか、最後の最後に集中力が切れてしまうのが、今のレッズを象徴しているのかもしれません。
地上波でのテレビ中継がなかったので、あいにく記事から試合内容を察するしかないのですが‥‥。
息の合ったプレーに定評のある坪井、闘莉王のマークが重なり、相手をフリーにした。坪井は「相手より前でボールに触れると思ったんですが」と振り返った。
“迷い”とでも言えば良いのでしょうか。もともと今シーズンは監督が変わったことで、チーム全体に戦術を含めた“迷い”が漂っていたような気がします。ようやく払拭できつつあるかな、と思っていたのですが、悩みは深いようです。
後半40分以降の失点は6点で、総失点28の21%。J1では唯一20%を超えてしまった。終了間際の失点癖は昨季からだった。
この失点癖をなくさないと、今シーズンは最後まで優勝争いに絡んでいくのも難しいかもしれません。
オジェック監督は後半37分、絶対エースのワシントンに代え、DF堀之内を投入して逃げ切りを図ったが、DFラインが下がり過ぎ、策は裏目に出た。
なんとなく、オジェック監督がピリッしないというか、チームにフィットしていない印象なんですけど‥‥。
まだ就任してから間もないということもあるし、すぐには自分流のチームを作れないとは思いますが、シーズン途中の監督交代とかにならないと良いのですが。
とはいえ、顔をあげて次に進むしかありません。
結果的に、浦和にとっては勝ち点2を逃した、大分にとっては勝ち点1を拾った試合になりました。
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「1日はワシントンの誕生日だったし、伸二さんの子供も(22日に)生まれたばかり。それに身内でもいいことがあったんです」。大分戦は実姉の結婚式と重なった。出席できない阿部は祝福のビデオレターを送った。
今季初めて4-4-2布陣でスタメンを組んだオジェック監督は「内容は悪くなかった。残念ながら最後に失点しただけ」と収穫を口にしていた。