ソフトバンクが、2013年9月20日より下り最大75Mbpsに対応する「倍速ダブルLTE」を導入することを発表しました。ソフトバンク、iPhone 5s / iPhone 5c 発売時に75Mbps x 2の「倍速ダブルLTE」導入 – Engadget Japaneseという記事になっていました。
ソフトバンクは現在、LTEサービスを2GHz帯で提供しており、傘下のイー・モバイルが1.7GHz帯でLTEサービスを提供しています。LTEは5MHz幅で提供すると37.5Mbps、10MHz幅で提供すると75Mbpsと、帯域幅を拡張する分だけ、通信速度の理論値が上がります。
ソフトバンクが提供している2GHzと1.7GHzでのLTEサービスを、5MHz幅ずつのものを10MHz幅にするというニュースです。これにより、より快適な通信が可能になります。
「通信負荷の高いエリアにおいて」ということなので、恐らくまずは都心部で導入されるのでしょうね。2GHzが混雑している時には1.7GHzで、というようになるということです。
ただし。
ただし、1.7GHz帯で下り75Mbpsを実現するために、現在DC-HSDPA方式で使っていたイー・モバイルの EMOBILE G4 の通信速度は理論上、遅くなります。
ということです。これは既に発表されていたことではありますが。
ソフトバンクでは、2014年春から900MHz LTEサービスも開始することで「ダブルLTE」が「トリプルLTE」になるとも発表しています。
ネタフルでは、ソフトバンク”900MHz LTE”の整備を前倒しへという記事を書いています。
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宮川専務:そう。今、倍速ダブルLTEの工事をやっているところで、完成度でいえば今日現在で96%。9月19日に100%達成する工事スケジュールです。このダブルLTEで総合的にバランスのとれたネットワークを作ること、これが今の iPhone 5 や20日発売の iPhone 5s や iPhone 5c にとって、どちらにも有効で喜んでくれるやり方だと思っています。