先日、41歳の若さで亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄氏が、通夜参列者に向けて手紙を書いていたのだそうです。金子哲雄さん、通夜参列者に手紙という記事になっていました。
2日に41歳の若さで死去した流通ジャーナリスト金子哲雄さんの通夜が4日、東京・港区の心光院で営まれた。金子さんは生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を進めていた。
手紙を読むと、葬儀社の方に相談したり、住職から死生観についてアドバイスを受けていたことなどが分かります。
「このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました」という書き出しから始まります。
今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。「何か、面白いネタがないかな?」と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。
東京タワーを見たら自分のことを思い出して欲しい、という理由で、墓地も自分で選んでいたのですよね。
「人生における早期リタイア制度」や、第二の現場で「おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です」など、最後までサービス精神が旺盛です。
最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。
いつ、どんな気持ちで、この手紙を書いていたのでしょうか‥‥。
同じように、ネットで遺書を書いていたのがアニメーション監督の今敏氏です。今敏の遺書に泣いたという記事を書きました。
志し半ばでの病。どうしたって、どうすることもできない場合、どうやってそれと向き合うのか。誰が亡くなったって辛いですが、今は特に同世代の方が亡くなるのは辛いです。