今回の世界遺産のアルバータ州立恐竜公園での「恐竜の化石探索バスツアー」は、10時からの回の申し込みでした。1回あたり24人までの乗車で、けっこう人気のツアーのようです。
待ち合わせのバス停はこちら。
こんな風に、なかなかレトロでナイスな雰囲気のバスがやってきます。暑いので水分補給用の水の購入もしておきましょう。
この日も30度くらいありましたし、サボテンの花が咲くような、砂漠に似た気候でもあります。
ガイドのErikaが、素敵なトークで場を和ませていきます。
さあ、出発だ! いま、日が昇る!
最初に注意事項(石を持って帰ってはダメよ等)と、ツアーの目的が説明され、こんなカードが配られます。
開拓者、化石ハンター、古生物学者、それぞれの気持ちになったつもりでツアーを回りましょう、ということです。
ハイリハイリフレハイリホ〜♪
まずは、開拓者の気分になります。周りを見渡すと‥‥
あ、変わった形のフードゥーが!
ロンサム・フードゥー(ひとりぼっちのフードゥー)と呼ばれているそうです。
このフードゥーもテーブルみたいでかわいいなぁ。
さて、Erikaの話に耳を傾けつつ‥‥
散策する一向。
砂地の説明などが行なわれます。当時、こうした場所に住むことがいかに困難だったか、といった話です。
そして、次の場所に向かいます。今度は化石ハンターです。
お、何やら道具がありますよ?
奥の三角形の展示の前に案内されます。
化石の予感‥‥
やっぱりー!
ここでも、見つかったままに化石が展示されておりました。
やはり、博物館で見るのと、見つかった場所にそのままあるのとでは、かなり印象が変わってきます。こちらの方が、よりリアルに受け止められますね。
恐らく、こんな恐竜の化石であろう、と。
ここで恐竜の化石の特徴が解説されます。曰く「指にツバをつけて化石と思われるものに5秒間つけておくとひっつく」というもの。小さな穴がたくさんあるために、こういう現象が起こるのだそうです。
「さあ、みんなで探してみましょう!」
って、そんなに簡単に化石って見つかるものなの!?
と思ったら‥‥
あったー!
しかもいきなり2個。見事に指がひっつきました。
けっこういいサイズなのですが‥‥ゴクリ。
さらに他の場所をうろうろしてみると‥‥
あった。
これはもしかして?
また、あった。
という具合に、化石がゴロゴロしているのです。これにはおったまげました。まさか、自分の手で化石を見つけることになろうとは!
これはかなり感動的な体験でした。
そして、子供たちによる恐竜が死ぬところの熱演や、化石を運び出す方法などの説明を受けて、バスに戻りました。
改めて配られたカードを確認すると、恐竜の化石の発見方法の一つとして「Lick Test!」というのがありました。要はツバつけテストですね。なるほどですね!
途中「あそこにベンチが見える?」とErika。バスの左手を指さします。
ズームイン!
あるある!
「手前にシートがあるのが分かる?」
あるある!
「あそこでトリケラトプスを発掘中なのよ」
どっへ〜。
まさにアルバータ州立恐竜公園では、至るところでゴロゴロと恐竜の化石が発見されている真っ最中なのでありました。
(【ネタフル・カナダ支局】世界遺産のアルバータ州立恐竜公園(恐竜の化石探索バスツアー その3)続く)