サントリーの武蔵小杉にある研修センター「夢たまご」で開催された『-196℃の世界を体感しよう!「-196℃製法」セミナー』に参加させて頂いたので、そのレポートをお届けします。
会場となったサントリーの研修センター「夢たまご」の隣には、近未来的でとんでもなく美しい施設「サントリー商品開発センター」です。のっけからびっくり。
「-196℃の世界を体感しよう!」ということで、液体窒素でレモンを瞬間凍結するところを見たり、-196℃で瞬間凍結したパウダー状に粉砕された果実を試食させて頂きます!
「-196℃チーム」
RTDというのは「Ready to Drink」そのまま飲める飲み物のこと。家庭で飲めるお酒の11%がRTD製品。
RTD製品は過去10年で1.7倍の伸びをしている。
幅広い年代に愛されている。特に20代、30代、40代に人気がある。
いろいろな味わいがある。レモン、グレープフルーツが多い。味わいだけでなく、糖質ゼロやカロリーオフも。アルコール度数も8%や3%など。
チューハイの特徴
・お酒の中で元気なカテゴリー
・バラエティー豊かで様々な価値
・飲みやすい
プリン体はほとんどゼロ
開発の背景。
自分で作る生搾りチューハイは美味しい。なぜだろう? 手についたフレッシュな香りがきいている! 果実の美味しさ・香りを余すことなく閉じこめたい!
果実の美味しさをまるごと伝えるには、凍結して粉砕する!
-196℃の名前の由来は液体窒素の温度。
-196℃のメリット
・リアルな果実感
・生産者が見える安心感
・普通のチューハイは果汁を搾っている(果汁の味わいのみ)
・-196℃製法では果皮や果肉の美味しさ成分も入れられる
・果皮のうまみや水に溶け出さない
・-196℃では原料のウォッカに浸潤する
実際に液体窒素でレモンを凍らせるところを見せて頂きました!
凍結完了!
粉々に!
レモン本体もカチンコチンに! こうやってレモン全体の旨味や香りを閉じこめる訳なのですね〜。
続いてパウダー状になったレモンの試食をさせて頂きます!
スプーンを入れると「パフッ」という感触です。パウダー‥‥。
何かとたとえるならば、これは正しくパウダースノーです。パウダースノーのゲレンデです!
口の中に入れると‥‥すっぱ! そのままレモンやで!!
確かに、レモンの果汁だけでなく、果皮など全てが詰まっている味がする気がします。
美味しさのもう一つの秘密は「氷点ウォッカ」。ウォッカを作る際に、お酒を氷点下に冷却し、雑味成分を取り除いたもの。
さて、試飲です!
うむ。
美味い。
いろいろと製法の話を聞いた後、というのを差し引いても美味いです。
甘いお酒はどちらかというと苦手なのですが、このくらいだったらいいなー。
もちろん安全性にも気が配られていますよ。防かび剤は不使用です。
最後に、CMに出演している石原さとみさんからメッセージが!
もちろんビデオでございます。
製品情報などは下記を参考にしてください。
▼-196℃チューハイ サントリー
▼「-196℃ ゼロドライ」「同 ストロングゼロ」リニューアル新発売 2010.12.7(ニュースリリース)
最後に質疑応答です。
Q:果汁が何%と表示されていないのは?
A:レモンをウォッカに漬けて作っているので果汁を追加していないからです。
Q:梅も凍らせているんですか?
A:そうですね。種も丸ごと潰しています。
Q:ウォッカなのになぜチューハイ?
A:焼酎ハイボール、略してチューハイ。しかし、チューハイという定義がない。キリンがある時、ウォッカを使っても氷結チューハイとした。低アルコールのバリエーションのものを広くチューハイと呼んでいる。
Q:1缶でレモン何個分?
A:果汁だと法律で基準がある。何個入れても後から固体部分を取り除く。液体と固体を分離する。季節によって微差もある。
Q:この製法は他に使う予定があるのか?
A:今のところチューハイが独占している。