西村主審を事情聴取「死ねとは言っていない」という記事より。
日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は1日、J1の、F東京―大分戦(4月29日・味の素スタジアム)で西村雄一主審から大分の選手が「死ね」などと暴言を受けたとされる問題で、西村主審本人を事情聴取し「死ねということは一切なかった、と聞いた」と明らかにした。
Jリーグ・西村主審が選手に「死ね」と暴言!?というニュースをお伝えしましたが、西村主審に事情聴取したところ、本人は「死ねとは言っていない」と否定したそうです。
では、なんと言ったのか?
J1主審暴言問題、「して」を「死ね」と聞き間違い?という記事が出てきました。
西村主審は、問題の場面で抗議した選手に、「『うるさい。黙ってプレーして』と言った」と説明したという。
選手が言われたとしている言葉
「うるさい! お前は黙ってプレーしておけ。死ね!」
西村主審の証言
「うるさい。黙ってプレーして」
「うるさい」は言っているんですね。
主審が選手にいう言葉ではないですし「非紳士的行為」というファウルがあるスポーツを裁いている主審の言葉としては、これも不適切かな思いますが。
田嶋幸三専務理事は「うるさい」発言に関しては「試合中は、あり得る話。失礼と判断されるものはなかった」としています。
「うるさい」って言わずに、口に人差し指をあてるジェスチチャとか、注意の仕方はいろいろあると思うんですけどね。
それはさておき「死ね」と「して」なんですが、やはり専務理事は「『(プレー)して』と『死ね』の聞き違いではないか」としてます。
「もう一度調べる必要がある。即刻結論を出したい」としていますが、言っている/いないにせよ、お互いに不信感が残らないような調査にして欲しいと思います。
大分が審判暴言問題に関する取材禁止ということで、大分トリニータでは暴言問題に関しては選手への取材禁止としています。
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大分の原靖強化部長は30日午後、大分市内の球団事務所で監督、選手らの事情聴取を行った後、当該選手が「『死ね』という発言があった」と証言したことを明らかにした。
この日は同専務理事と日本協会の審判委員会幹部で西村主審と副審の一人から話を聞き、試合のビデオ映像を確認。同専務理事はこの日、大分から届いた報告書を踏まえ「言ったか言わないかの部分で食い違いがある。早急に結論を出したい」とした。
西村主審は「死ね」と暴言を吐いたことについて「言っていない。聞き間違いだ」と同協会の審判部に答えたという。しかし、西村主審の暴言は多くの選手が証言。
Jリーグの鬼武健二チェアマン(日本協会副会長)は、映像分析も併用しての徹底調査をほのめかした上で「一刻も早く事実を確認して、きちんとした対応をしたい」と語気を強めた。