カズ提唱Jを世界基準に ベストメンバー規定撤廃要請へ…川崎ターンオーバー問題という記事より。
ACLに出場した川崎が、9月23日の柏戦でメンバー8人を入れ替えた問題について、「やむをえないと思う」と理解を示し、Jリーグ選手協会(JPFA)の中山雅史名誉会長(40)=磐田=に、10月の代表者会議で議題に取り上げるよう要請したことを告白。
「ベスメンバー問題」のあらましとしてはこんな感じです。
・ACLに出場した川崎フロンターレがJリーグの用意したチャーター機で帰国
・その後のJリーグの試合でメンバー8人を入れ替え
・それに対してJリーグの犬飼基昭専務理事が「チャーター機は必要なかったんじゃないか。(主力温存の)説明を求める」と発言
・川崎フロンターレサポーターは「我々は裏切られていません」と横断幕を掲示
常にベストメンバーで臨むべし、という規定がJリーグにはあるため、そのことに対してカズが問題を提起したそうです。
「選手は毎日レギュラーを取るために練習をやっているんだから。誰でもチャンスはあるし、誰でもレギュラー。いろんな事情で8~10人入れ替わるのは、スポンサーやファンに失礼なことだとは思わない」
規則としてそのようなものがあるのはどうか、ということのようです。
もちろんベストメンバーで良い試合をしてくれるのがベストですが、今回のようにACLとリーグ戦を交互に戦うような場合は、確かに誰が出場するとベストなのか、というのは分かりにくくなります。
そのあたりの事情が分かっているからこそ、常にチームを見続けている川崎フロンターレのサポーターは「我々は裏切られていません」と言っているのでしょう。
サポーターの気持ちというか、個人的な意見を書くとすると、疲れが見える選手がいるとしたら、やはりフレッシュな選手に交代して欲しいと思います。
その方がチームとしては機能するでしょうし、普段、目にすることがない選手が見られるというのも楽しみの一つだったりしますから。
特にACLとJリーグの両方を戦っているようなチームには、ある程度の選手の交代は必要なのではないでしょうか。
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