9to5Macによると、アメリカで導入されるトランプ大統領の関税による影響を軽減するため、Appleは飛行機5機分のiPhoneなどをインドと中国から緊急で空輸したそうです。
Apple、インドと中国からiPhoneなどを緊急空輸
これはThe Times of Indiaが報じているもので、Appleはアメリカ国内にできるだけ多くの在庫を備蓄しようとしているそうで、3月最終週のわずか3日間で、iPhoneやその他の製品を満載した飛行機5機分をインドと中国から輸送したということです。
アメリカへの全輸入品に対する10%の基本関税が2025年4月5日から施行され、さらに4月9日にはトランプ大統領によると関税が施行されます。これにより、中国からの輸入品の関税率は54%に、インドからの輸入品の関税率は27%に上がります。
Appleが十分な在庫を備蓄することができていれば、2025年秋の発売が予定されている「iPhone 17」の発売まで、値上げを回避することができるかもしれないとしています。
Apple製品が値上げする可能性があることから、Apple StoreにはiPhoneやその他製品を購入する人が殺到しているとも伝えられています。
MacRumorsはAppleが関税の影響を軽減するための策として、サプライヤーに価格引き下げを迫ったり、コストの一部を吸収することができるとしていますが、通常のハードウェア利益率約45%を食いつぶす可能性があるため、もちろん値上げする可能性もあります。
また、Appleが必要とする高度な製造ができる熟練労働者が不足しているアメリカに製造拠点を移転するよりも、関税を支払うほうが合理的だとも分析しています。
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