著者のお一人である、竹熊健太郎氏より「サルまん」の献本を頂きました。ある日、小学館からいったい何が届いたのかと思いきや「サルまん」でございました。ありがとうございます!
読み終わりましたので感想など書かせて頂きまする。各巻1,600円(税別)、2冊で3,200円(税別)です。
とにかく“愛蔵版”ですからね。装幀も豪華です。
ということで「サルでも描けるマンガ教室」の存在は知っていました。確か15年くらい前はスピリッツも読んでいたと思うので、確かに連載されていたのは記憶しています。
が!
すいません。読み飛ばしてました。
身体が純粋にマンガを欲していたのでしょうね。テキストが挟まってくるスタイルに、当時は馴染めなかったのだと思います。
が!
今回、その考えを改めました。
「サルまん」面白いです。
「マンガ教室」という形を借りたメタマンガというんですか、こういうスタイルは? 本人たちが物語中に登場し、最初はマンガの書き方をレクチャーしつつ、次第にマンガを描きはじめると。
竹熊氏と相原氏の年齢がそれぞれ30歳前後なんですけど、ものすごく青春しているのが伝わってくるというか、そして10年後の今と見比べると、その変貌っぷりにこちらも脅かされるというか。
なんていうんだろうなぁ、こういうのは解説しちゃいけないんですよね。
というか解説するのが難しいんですが、腕利きの編集者と腕の立つマンガがコンビを組んでいる訳で、すきがありそうでないというか、なさそうであるというか、とにかく微妙なバランスがたまらないんですよ。
トイレで読み進むうちに、段々と「サルまん」ワールドにどっぷりとつかり始めていくのが分かるんですね。トイレを出たくない! いや「サルまん」が終わって欲しくない! 結局は読み終わってしまったのですが。
ああ、もったいない‥‥編集者の佐藤さんは実在の人物がモデルですか?
あり得ないと思いますが、希望を描かせて頂くならば、ぜひとも続きが読みたいです。10年ごとは言わずに、四半期に一回くらいはいかがですか。そうだ、ブログで連載して書籍化すればいいんですよ!
いつか竹熊氏とは心の交差点で出会えるのを楽しみにしています。いや、本当にお会いしてみたいですね。ラブユー。
たけくまメモから関連エントリーを引っ張っておきます。
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▼【猿漫】アマゾンで品切れ
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最後に、Amazonで検索したところ「サルでも描けるマンガ教室」かと思いきや、今回の21世紀愛蔵版に関しては「サルまん」で登録されているのですね、書き記しておきたいと思います。