海外取材に行くにあたり「trifa(トリファ)」という、海外のeSIMを購入できるiPhoneアプリを試してみました。
これまでは現地に到着してSIMを購入したり、Amazonで事前に現地SIMを購入するなどしていました。ただ、それだと物理SIMを交換する手間がありました。
いま使っている「iPhone 14 Pro」ではeSIMを便利に使っており、それなら海外SIMとしてもeSIMを使えるのではと調べたら「trifa(トリファ)」があったというわけです。
世界195カ国のeSIMを購入できるiPhoneアプリ「trifa(トリファ)」をご紹介します!
※Android版アプリもあります。
「trifa」とは?
「trifa」は海外のeSIMを購入できるiPhoneアプリです。eSIMを使えば、海外旅行やビジネスで現地のSIMカードを購入する手間を省くことができます。
「trifa」ならアプリ上でデータの購入・使用ができるので、面倒な手続きも不要です。eSIMならSIMの差し替えが不要ですし、料金も安心して使えるプリペイド式です。
なお、eSIMというのは、スマートフォンにあらかじめ内蔵された仮想SIMのことで、情報を書き換えることでSIMカードの抜き差しと同様のことが可能です。
世界195カ国のeSIMを購入することができるので、インストールしておけば世界中のeSIMを購入することができるというわけです。利用可能国はココから確認してください。
iPhoneであれば、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルがeSIMに対応しています。最近のモデルならほぼ対応していると言って良いでしょう。
「trifa」の利用方法
「trifa」はアプリをダウンロードすれば、利用方法も難しくありません。大まかな流れは以下の通りです。
1. 行き先を選択
2. プランを選んで購入
3. 設定して利用開始
プリペイド式のため支払いはプラン購入時の金額のみです。初期費用・維持費等は必要ありません。
プラン日数のカウントは現地で開通してからとなりますので、日本で設定していっても問題ありません。
料金プランは為替状況、現地通信会社との取り決めに応じて、金額が定期的に変更されています。価格だけでいうと、現地SIMを購入するのが安いと思います。
ただ「trifa」も極端に高いわけではなく、現地での購入やSIM交換の手間などを考えると、十分にメリットはあると思います。現地でSIMカードを購入する自信のない人には、うってつけのアプリだと思います。
「trifa」でeSIMを購入
今回はマレーシアへの出張取材です。マレーシアのeSIMを購入し、設定する様子をご紹介します。
行き先を選び、データ通信プランの診断をします。
滞在日数と、具体的にどのように使用するかを入力します。今回は「7日間以内」かつ「地図アプリやインターネット検索を頻繁に使う予定」としました。
診断によると、オススメのデータ通信量は「3GB」となりました。価格はキャンペーン価格で1,380円です。
「プラン詳細」によるとプロバイダーはCelcom、ネットワークは3G、LTE、4Gが利用可能となっています。テザリングも可能です。
普段の自分の使い方と照らし合わせ、さらにホテルWiFiもあることを考えれば3GBで十分と判断し購入しました。もし3GBで足りなくなれば、追加チャージも可能です。
ユーザー登録し、プラン購入します。
アプリからの購入なので簡単です。これでマレーシアで使うeSIMの購入が完了しました。
「trifa」で購入したeSIMを設定
購入したeSIMはアプリで管理することができます。
アプリ内から「設定方法」に関して詳細を確認することができます。心配な人は事前にコチラから動画を見ておくと良いと思います。
eSIMのインストールはQRコードを利用する方法と、手動でインストールする方法の2種類があります。
QRコードをカメラアプリで撮影するほうが圧倒的に簡単なのですが、QRコードを表示する端末が必要になりますので、タブレットやパソコンがある人はQRコードを利用してください。
ぼくはQRコードをパソコンに転送し、そちらで表示したものを撮影してアクティベーション(eSIMインストール)しました。
この段階で一点だけ注意があります。少ないと思いますが、既に2回線を設定している人は、1回線をオフにしなくてはいけません。
ぼくは「オフ」は削除だと勘違いしてしまい、eSIM削除は困ると思い、この段階で「キャンセル」を選んでしまいました(本当はどちらかのSIMをオフすれば良かった)。
結果的に購入したeSIMは使用できなくなり、再発行が必要になりました。といっても200円なので大惨事ではありませんでしたが。
ここで「アクティベート中」から進まなかったのですが、サポートに問い合わせたらけっこう時間がかかることが分かりました。
指示通りiPhoneの再起動をして小一時間くらいしたら「モバイル通信」のSIMに「trifa」のeSIMが追加されていることが確認できました。
現地に到着したら日本で使用しているSIMをオフにしつつ「trifa」のeSIMをオンにし、さらに「データローミング」をオンにして、無事にマレーシアでもインターネット接続することができました。
アプリからサポートデスクも使いやすいのと、追加チャージもできますので、現地で何かあっても安心ではないかと思います。
「trifa」を使った感想
現地で実際に「trifa」のeSIMを使いましたが、全く問題ありませんでした。スピードテストも数度、実施しましたが、十数Mbps〜数十Mbps出ており、普段使いには十分でした。
個々のアプリの話としては、Googleマップはけっこうギガを消費するので、地図を多用する場合はオフラインマップを利用したり、プランをひとつ上にするなどしたほうが良いかもしれません(もしくは追加チャージ)。
「trifa」はeSIMの購入から設定までがアプリ、iPhone上で済んでしまうのが簡単、便利でした。帰国してからのモバイルルーターの返却の手間や、SIM交換の手間がないのも良いです(SIMはなくす可能性もある)。
海外の長期間の旅行や、取材の形態によっては現地SIMを購入したほうがメリットがあるかもしれませんが、アプリからサクッとeSIMが購入できるということは、覚えておくと良いと思います。
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