Twitterが2023年4月1日、イーロン・マスクCEOが予告していた通り、レコメンデーションのアルゴリズムをGitHubに公開しました。GitHub – twitter/the-algorithm: Source code for Twitter's Recommendation Algorithmから確認することができます。
Twitterがレコメンデーションのアルゴリズムを公開
「Twitter Recommendation Algorithm」は、ホームのタイムラインの構築と提供を担当する一連のサービスとジョブのセットだと説明されています。
イーロン・マスクCEOは、ソースコードには問題があるので改善に協力して欲しいというツイートもしていました。レコメンデーションのアルゴリズムをオープンソースとして公開することで、品質が急速に改善されるだろうというのが、イーロン・マスクCEOの目論見です。
アルゴリズムの仕組みに関しては、Twitter's Recommendation Algorithmというブログの記事も公開されています。
Jane Manchun Wong氏はソースコードに関して次のようにツイートしています。
Twitter’s algorithm specifically labels whether the Tweet author is Elon Musk
“author_is_elon”
besides the Democrat, Republican and “Power User” labelshttps://t.co/fhpBjdfifX pic.twitter.com/orCPvfMTb9
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) March 31, 2023
ツイート主がイーロン・マスク(author_is_elon)かどうかラベル付けしていたり、Democrat(民主党)、Republican(共和党)、Power User(パワーユーザー)といったラベルもあるようです。
2023年になってから「おすすめ(For You)」ではなく「フォロー中」を使うようにしていますが、いわゆるバズっているツイートを見かける頻度は著しく減ったので、TwitterがSNSとしてパワーを持つのは「おすすめ(For You)」であり、そのアルゴリズムがオープンソースになったという意味は大きいでしょうね。
「おすすめ(For You)」に「Twitter Blue」ユーザーのみが表示されるようになるとイーロン・マスクCEOがツイートしたこともありましたが(後にフォローしている人も表示されると訂正)、もし実現していたら目先の課金を取ってSNSとしてのパワーを落とす施策だったことが分かります。
イーロン・マスクCEOは、ユーザーの提案に基づいて24~48時間ごとにレコメンデーションアルゴリズムを更新するとツイートしました。
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