2021年7月3日のGoogleロゴは「ルートヴィヒ・グットマン」をモチーフにしたものとなっています。ルートヴィヒ・グットマンは「パラリンピックの父」とされるドイツ出身のユダヤ系神経学者です。
ルートヴィヒ・グットマン – Wikipediaによると1899年7月3日が誕生日なので、生誕122周年を記念したロゴとなっています。
ルートヴィヒ・グットマンは1924年に医学博士号を取得し、脊髄損傷の研究を始め名を馳せますが、ナチスが台頭するとドイツからイギリスへと迫害から逃れます。
イギリスでは半身不随の研究を進め、1948年にはアーチェリー大会を開催し、車いす使用者のための最初の公式スポーツイベントの一つとなりました。ストーク・マンデビル病院で開催された大会は、後に「ストーク・マンデビル・ゲームズ(Stoke Mandeville Games)」と呼ばれます。
1960年にローマで開催された夏季オリンピックに続いて、第9回の国際ストーク・マンデビル・ゲームズもローマで開催され、これが後にパラリンピックの第1回大会と呼ばれるようになります。
ルートヴィヒ・グットマンは、1966年にナイトの称号を授与されました。1980年3月18日に80歳で亡くなりました。
今日のGoogleロゴは、ボルチモア在住のゲストアーティスト、アシャンティ・フォートソンが描いています。
ローリー・アレクサンダー(著), アラン・ドラモンド(イラスト), 千葉 茂樹(翻訳)