何度かネットでも話題になっている、代々木のディープスポット「きぬちゃん食堂」という名の大衆酒場に行ってきました。上階のペントハウスでは有名なテレビドラマの撮影も行われていたらしい、そんな歴史を感じるスポットに、歴史を感じる「きぬちゃん食堂」はあるのですが、聞いて驚いた。オープンしてからまだ半年なんですって。なにこの老舗感!
代々木のディープスポット「きぬちゃん食堂」
立て看板にメニューがたくさん貼られています。焼鳥が70円とか、だいたいのメニューが400円前後だったりとか、代々木駅から徒歩1分圏内に位置する店とは思えない価格です。
カレーなんて、700gまで380円ですからね。なんという安さ。昼間からやってるらしいので、ランチにカレーを食べに行っても良さそうです。
看板には「代々木ラーメン」の文字もあるのですが、現在はラーメンの販売はしていないそうです。
なお、ネットでしばしば話題になっているのは、中でも繋がっているこちらの寿司屋です。ブリが1貫10円というのがネットで話題になり、お客さんが連日押し寄せているのだとか。
ドリンクメニューです。生ビールが480円、ハイボールは380円、ウーロンハイが380円、一般的な居酒屋価格です。チューハイ280円とかあったら、泣いて喜びますが。
まずは乾杯!
食べ物のメニュー数にも圧倒されます。なんでしょう、この圧倒的なメニューの量は。冷奴70円に始まり、焼鳥15本セットでも1,100円です。
店内の雰囲気はこんな感じなのですが、元通路が客席になっています。閉まっているシャッターは元店舗です。
なんというか、この退廃した雰囲気にしびれます。異国に迷い込んでしまったかのようです。アジアぽい。
オープンしてからまだ半年ということなので、確かに言われてみるとメニューの紙が新しいです。
しかし、ああ味出してる店内だなぁ。とりあえず「なんでもメニューにあります」みたいな空気が漂いますよね。
静岡のうなぎもリーズナブルに食べられますよ!
お通しというものはなくて、お店からサービスで冷奴が出てきました。
焼鳥。
こちらは店内で繋がっている寿司屋。「きぬちゃん食堂」からはアラカルトでは頼めませんが、寿司の盛り合わせはオーダーすることができます。
チューハイぽいもの。
豚トロ焼き。
トウモロコシのかき揚げ。軽く塩を振って。これが想定外に美味しかったです。
とりあえず、焼鳥、焼きとんあたりは盛り合わせで注文しておくと次々に出てきて良い感じですよ。
焼鳥。
とんかつ。
ハムカツ。
これなんだっけ?
料理の品数が多いので、本当に何を注文しても楽しめるのですが、振り返ると揚げ物が多いですね。でも、ハイボールに合うから最高! 「食堂ぅ〜」という感じの料理の数々で、思わずライスをつけたくなります。一杯飲んで、そのまま食事も済ませて、という使い方にも合いそう。
驚いたことに、店員さんが田島貴男的な感じでイケメン。しかも気さくな感じで、いい男なんだな、これが。なんでも、別の店をやる予定だったけど、もともとあった店が閉店するので代わりに何かやらない、みたいな感じでラーメン屋を始めたのだそうです。今は完全に食堂ですけど。
「きぬちゃん食堂」という名前も、前に「まこちゃん食堂(だったかな?)」があり、同じように女性の名前にしたいというところから、仲間内の奥さんの名前から取ったそうです。妙な老舗感、昭和ぽさは、このネーミングに由来するところも大きいかもしれませんね。
食べた記憶はありませんが、写真はありました。
カレーが大好きなおいちゃんが、カレーを注文していました。
食べた記憶はありませんが、写真はありました。
場末感といい、退廃的な雰囲気といい、簡単に醸し出せるものではなく、そういうのこそ好きな酒飲みが大勢いるわけですが「きぬちゃん食堂」は建物の古さに逆らうことなく、うまく利用し、何十年も前からそこに佇んでいるかのような愛される酒場になっているのが凄いと感じました。なんだろうなぁ、この居心地の良さは。たっぷり4時間くらい呑んでしまいました。
代々木勤務の方は、ぜひ今日の帰りにでも!
ごちそうさま!!!!!
「きぬちゃん食堂(代々木)」の住所・地図
>>きぬちゃん食堂(代々木/定食) – Retty |代々木駅からすぐの激安居酒屋
住所:東京都 渋谷区 代々木1-35-1