ネタフルでもたびたび記事に書いてきた「ゆるふわVR」というDiscordサーバーの1イベントとしてスタートした「ゆるふわパラパラ部」のまりあ部長が、2023年4月を持って引退することになりました。
凄くパラパラが好きなわけではなかったのに、ゆるふわVRのボスから「ギャルサーでやってるパラパラどんなのかやってみたい」とか「毎週やってよ」と言われて定期開催になったなど涙なしには読めない告白もありましたが、2年間も継続するイベントになったのは、まりあ部長の人柄があってこそだったと思います。
本当にありがとうございました＆お疲れさまでした！
「ゆるふわパラパラ部」まりあ部長の引退
まりあ部長ってなんとなくレディースのヘッド的なイメージがあって「総長！総長！」とふざけて言っていたら、引退式には特攻服を着てきてくれました。わざわざQuest対応して下さってありがとうございます。
イベントを主催するのはまだしも、継続するというのは本当に大変かつ難しいことなんですよね。集客の問題はさておき、やっぱりいろいろな人が集まってきますから。
幸いなことに「ゆるふわパラパラ部」はトラブルが発生した記憶はないのですが、それもこれもまりあ部長の人柄によるものだったのは間違いないです。
新規の人がジョインすれば必ず声がけし、一人でいる人がいればさりげなく声がけし、曲と曲の合間にあちこち動き回りながら声がけし‥‥この声がけも付かず離れずの距離感が素晴らしいものでした。
気を使わなさすぎてもよくないし、気を使いすぎてもよくないし‥‥って、書くのは簡単なんですけど、これを持ち合わせて実際に人と接することができるのは、天性のものか、それとも後天的に身につけたものなのかは分かりませんが、とにかくまりあ部長を部長たらしめていた要素の一つだったと思います。
振り返ってみるとDJとコラボしてイベントしたり、つい最近では歌手の広瀬香美さんが遊びにきてくれたり（！）、本当に数々の思い出が生まれた部活でした。
主に上半身で踊ることができるのがパラパラなので、Quest勢だったぼくも興味を持って初回から参加しました。当時はコロナ禍の真っ只中でずっと机に座る生活をしていたので、身体を動かすのが何より心地よかったのです。
あとはなんとなく初回からいたので黒服的なポジションになって、微力ながらまりあ部長のお手伝いをさせて頂きました。まあでもぼくはフル参加ではないのですよ。だから毎週水曜日に主催するというのが定期的に決まっているというのは、他人には分からないプレッシャーもあったと推察します。
あとはコロナ禍真っ只中は割りと酒びたりの生活を送っておりましたので、部活に参加するときはだいたい酔っ払っておりまして（21時30分からなのでね）。同じ部員の若者たちと「カンパーイ！」なんてやるのが慣例になってしまって、とても楽しかったです。
最初は隠れて「カンパーイ！」ってやっていたつもりが、いつしか堂々と乾杯する酒飲み軍団の誕生。でも、そういう酔っぱらいがいても受け入れてくれたのが、まりあ部長でした。
まあそんなわけでして、まりあ部長の引退と時を同じくして、ぼくも黒服からの引退をさせていただくことになりました。2年間の長きにわたり、一緒に楽しくパラパラして下さった部員のみなさまに改めて感謝申し上げます。おじさんと遊んでくれてありがとな！
なお、まりあ部長の引退式には、2年間の思い出のつまったビデオと、寄せ書きが披露されました。
常々、ぼくは「イベントがいちばん面白いのは第1回だ」ということを公言してはばからないのですが、それはやっぱり海の物とも山の物ともつかぬものが大層な熱量を持ってわけも分からず集まるからこそで、この考え方は何十年も変わらないものでした。
だが、しかし。この考えも改めるときがきたようです。「イベントがいちばん面白いのは第1回と最終回だ」と。
みんなでビデオを見ながら「あんなことがあった、こんなことがあった」と口々に振り返り、その後は記念撮影をしました。みんな思い思いにまりあ部長と記念撮影し、感謝の言葉を伝えます。卒業式や、これは完全に卒業式だったんや。まりあ部長の特攻服にボタンがあれば、すべて部員にむしり取られていたのは間違いありません。そのくらい熱い時間が最後の最後に待っていました。
正直、こうやって“最終回”を迎えられるイベントは、あまりないと思うんですよね。だいたい力尽きて空中分解するとか、自然消滅するとか、気づいたらなくなってるよね、みたいなことがほとんどなんじゃないかと思います（勝手な偏見）。
でも、こうして無事にまりあ部長が安心して卒業することができたのは、まりあ部長の人柄であり、作り上げた場所であり、そして何よりまりあ部長を慕う部員の皆々様がいたからこそだったと思います。最高だぜ、ゆるふわパラパラ部！
まりあ部長、本当に本当に本当に本当にありがとうございました！！！
左:2023/4/26（本日）
右:2021/6/2 (第1回目）今も２年前も色んな人が支えてくださっていることを実感できる集合写真です。
皆様、どうかこれからも #ゆるふわパラパラ部 をどうぞよろしくお願いいたします！ pic.twitter.com/VE222nKQHJ— ゆるふわパラパラ部 (@yuru_para) April 26, 2023
「ふるふわパラパラ部」はシーズン2へ
だが、しかーし。まりあ部長が作り上げた「ゆるふわパラパラ部」は、終わりません。まりあ部長が引退を考えたときに相談を受けました。このまま終わるか、誰かに引き継ぐか‥‥。
ぼくは悲観的に生きているので「終了するのもやむを得ないのではないか」と答えました。しかし、ハピネスの塊であるゆるふわVRのボスは「できる人がいるなら誰かに引き継いで欲しい」と言いました。まりあ部長は部員たちに聞きました。
そうしたら、なんとなんと、最前列でバリバリと踊る、和泉さんが手を挙げてくださるではありませんか！ ぼく、やります、と！
まりあ部長、こっそり後継者も育てていたんですか？ という気持ちになりました。凄い。この場をなくしたくないという思い。熱い。明日への期待。
そして、黒服はゆみえさんが引き継いでくれることに。黒服に立候補してくれたゆみえさんは、すぐさまビデオを作ったり、寄せ書きの依頼をしたり、裏方として“卒業式”の準備に奔走してくれたそうです。
この記事で使っている写真もゆみえさんが撮影してくれたものです。最後列の壁際の仲間として感謝します。忙しいところ、本当にありがとうございました。
昨日は #ゆるふわパラパラ部 へ！
今まではまりあさんが主催として頑張ってましたが、今回がラストでした！
来月からぼくが主催を引き継いで続けていきます！
まりあさんお疲れ様でした！いつでも遊びに来るのお待ちしてま～す！#VRChat pic.twitter.com/GIjiPeWDgZ— 和泉 みずは (@Izumi_Mizuha) April 27, 2023
5月から二代目黒服を務めることになりました
新主催のいずみさんやみんなと、引き続きゆるパラ部でゆーるゆる活動できるのを楽しみにしてます#ゆるふわパラパラ部 pic.twitter.com/8bZo7VzPCX— ゆみえ⚔剣民 (@airiaoba) April 26, 2023
和泉さん、ゆみえさん、ぜひともそのままの自然体でパラパラしてください。まりあ部長が良いこと言ってましたね。「やめたくなるまでお願いします」と。
ヨッシャ、自分もメタバースでパラパラしたい！ という方は、ぜひ「ゆるふわパラパラ部」のTwitterアカウントをフォローしておいてください。ぼくも五十肩に効くので、引き続き部員の一人として部活に参加しようと思っています。
（まりあ部長も若いですけど）若い力がどんどん突き上げて、どんどん次へと進んでいく姿はとても美しいものですね。若い頃は「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」という言葉の意味が理解できなかったのですが、最近は身にしみて分かるようになってきました。
それでは「ゆるふわパラパラ部」のシーズン2にご期待ください！
・
・
そして、次の曲が始まるのです。
