サングラスのようなARグラス「Nreal Air」持ち運べるIMAXシアターのような大型ビューイングデバイス

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サングラスのような形状でわずか79gのARグラス「Nreal Air」が、2022年2月14日より予約受付を開始しています。持ち運べるIMAXシアターのような大型ビューイングデバイスとされています。価格は49,800円です。

「Nreal Air」はサングラスのように軽量(本体重量 約79g)で、折りたたむとポケットにすっぽり収まるサイズです。

一般的なVRグラスの約2倍のシャープさを実現し、さらに最大201インチのIMAX級の巨大スクリーン(ARグラス越しに4mで130インチ、6mで201インチに相当)で映像を視聴することが可能とのこと。

サウンド面でもウルトラリニアスピーカーと大型サウンドチャンバー(音響空間)を搭載し、低音強調アルゴリズムとノイズキャンセリングにより、専用IMAXシアターにいるかのような臨場感を楽しめるとしています。

これだけだとARというよりは映画を観るためのゴーグルのような感じですが、Nreal社独自の3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」により、簡単に複数の仮想画面を同時に立ち上げ、映画、サッカーの試合、ニュース、SNSなど、3D映像空間上でマルチ視聴することが可能だそう。

主な仕様

サイズ:148mm × 52mm × 159mm(使用時)/148mm × 52mm × 60mm(収納時)
3DoF(Degree of Freedom)ヘッドトラッキングシステム
60HZリフレッシュレート、単眼解像度最大1080pのHD Micro-OLEDスクリーン
視野角(FoV)約46度、角解像度(PPD)最大49ピクセル/度

YouTubeをしながらパソコンで作業をする‥‥ということも可能になるのでしょうか。

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ちなみに画面はサングラスではなく、一部に搭載されるレンズです。ここにだけ映像が見えるので、外界と一緒に見えているということになるのですね。

バッテリーなどがどうなっているのか気になるのですが、この紹介動画には一瞬、ケーブルが映りますね。あの先にバッテリーがあるのでしょうか。

別売アクセサリの「Nreal Streaming Box」というのがあり、これに「Nreal Air」を接続することで、スマートフォンのコンテンツや画像をWiFiまたはホットスポット経由でARメガネにワイヤレスで投影することができるようになるのだとか。

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一瞬だけ映り込むケーブルは、この「Nreal Streaming Box」に接続しているものでしょうか。iOSまたはAndroidデバイスのコンテンツをワイヤレスで「Nreal Air」にミラーリングすることができます。「Nreal Streaming Box」の価格は9,900円です。

こちらの動画でも、やはりケーブルは映っていますので「Nreal Air」はビューワーという位置づけなのでしょう。

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そして、同梱品には掲載されていない謎のボックスもあります。

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仕様を確認しても「ディスプレイ」の項目はあるのですが、CPUなどはないんですよね。3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」はどうやって動かすのでしょうか。

と思ってサイトを色々とチェックしていたら「nebula」の紹介動画でようやく謎が解けました。「Nreal Air」はUSB-CケーブルでAndroid端末にダイレクトに接続し、そのバッテリーで駆動するようですね。だから「nebula」もAndroidアプリです。

USB-Cを持たないデバイスには接続できないので、それで「Nreal Streaming Box」があるというわけです。ちなみに対応機種はコチラで確認できました。

一言でいうと「Nreal Air」はGalaxyやXperiaなどに接続して使用するビューワーということになるかと思います。

ちなみに「Nreal Light」というモデルもあるのですが「6DoF ヘッドトラッキング、ハンドトラッキング、イメージトラッキング、平面検出」となつており、もしかしたらこちらの方がARやMRに近いのでは? という気がしましたが、発売されてから1年でそこまで話題になっていないのは、やはり対応機種が限られるからでしょうか。