「VRChat」がDeveloper Update – 30 March 2023 – Officialを公開し、待望のAndroid版が開発中であることを発表しました。初期ビルドの動画も公開されており、手のひらでVRChatが動作していることが確認できます!
「VRChat」がAndroid版を開発中
「VRChat」がAndroid版の開発に取り組んでおり、公開された初期ビルドは開発途中のもので、UIや移動システムは最終的なものではありませんが、とにかくAndroidで動いている事実が素晴らしいですね!
ゲーミングデバイスの「Steam Deck」を使って「VRChat」をプレイしているような感覚でしょうか。
そもそもQuestがAndroidベースのOSなので、iOSに移植するよりは難しくないのだとは思いますが。
「VRChat for Android Mobile」は、しばらく前から開発中で、チームメンバーが大規模なチームミーティングに参加するためにも使っているそうです。
・Quest対応のアバターはAndroid版でも読み込める
・ワールドによってはタッチスクリーンで操作することに配慮する必要がある
・複雑な操作をするワールドによっては変更が必要になるかもしれない
・Udonの作者にコントロールを公開する方法については現在研究中
・多くのワールドはそのままでも十分に機能する
まず「VRChat Android版」は「VRChat Plus」のユーザーが利用できるようになります。早急にビルドを提供して試用や作業を開始できるようにし、一般公開前にUIやUXを改良する時間を確保したいと考えているそうです。
「VRChat Plus」ユーザーには、3~4ヶ月以内に「VRChat Android版」をリリース予定です。そのリリースから3~6ヶ月後に、一般向けのリリースを予定しているということです。
「VRChat Plus」ユーザー向けにはPlayストアを利用しないため、偽のアプリをダウンロードしないように注意して下さい。
「VRChat iOS版」は?
「VRChat iOS版」に関しても言及されています。
取り組んではいるものの、かなり先になるとしています。iOSは完全に異なるグラフィックフレームワークを使用しているため、iOS用に作られたコンテンツをアップロードする必要があり、1つのコンテンツに対して3つのビルドが必要になります‥‥ということで、どうするのか分かりませんが、iOS版はかなり先になりそうなニュアンスです。
「VRChat Android版」で利用も手軽に
これまで「VRChat」はPC版はあれど、ヘッドマウントディスプレイとともに手軽に体験するのは難しいところがありました。Android端末で利用できるとなれば、ユーザーの裾野も広がるでしょう。
もちろんヘッドマウントディスプレイを装着したVRの没入感には及びませんが、コンテンツを視聴する‥‥たとえばライブや演劇のような、受動的なコンテンツであればスマートフォンでも良いのかな、と思います。
ちなみに「VRChat Android版」に関しては、一般的に6GB以上のRAMを搭載した「ミッドレンジデバイス」を要求するということです。
「VRChat Android版」がリリースされるとなると、よりQuest対応というのが求められるようになるのは間違いないところでしょうね。
▼【PlutoSphere】PC不要!クラウドPCとQuest 2でPCVRする方法
▼メタバースで踊る「ゆるふわパラパラ部」が1周年を迎えたのでアラフィフのおじさんもパラパラを1年間踊り続けたことになりました #ゆるふわパラパラ部