太田窪の産業道路沿いに長くあった日高屋が、2020年12月より「町中華 浦和 真心」としてリニューアルオープンしました。「真心」と書いて「しんしん」と読みます。正式な店名は「中華食堂真心 浦和太田窪店」です。
リニューアルオープン直後に2日連続で行ってきたのでレポートします。しばらく工事していたのですが、以前の日高屋とは全く違う店内になっていた驚きました! メニューもかなり変わっていますよ。
「中華食堂真心」とは?
「中華食堂真心」はハイディ日高の新業態で「中華食堂真心 イオンタウンふじみ野店」「中華食堂真心 大宮大成店」「炒爆中華食堂真心 四ツ谷店」に続く4店舗目となります。
中華食堂だったり、炒爆中華食堂があったり、さらに浦和では「町中華 浦和」となっていたり、まだ新しい業態で試行錯誤しているのかな‥‥という気はします。
「町中華」はホットなキーワードですし「浦和」と書いてあったので「おっ!?」と思ったのも事実です。今後、どのような展開をしていくのか気になります。
ちなみに、昭和44年創業というのはどこから来ているのでしょう。日高屋の前身となる来々軒は、昭和48年創業のようなのですが。「真心」という町中華を買収しているのでしょうかね。
「町中華 浦和 真心」の店内とメニュー
正直、リニューアルといっても店内をキレイにするくらい、ほとんどの日高屋の居抜きのままで「真心」になるのでは‥‥と思っていたら、大間違いでした。
まず厨房の位置からして違います。日高屋時代は真ん中にドンとありましたが、端に寄っています。少しコンパクトになったでしょうすか。その分、席数が増えたような気がしました。効率的に配置されたのでしょうね。
以前は厨房の周りを取り囲んでいたカウンター席は、1人用の席として独立しました。1人用の席は14席程度ありました。隣の席と区切るパーティションもあり、安心して食事することができます。
そして、各テーブルにはタブレットが配置されており、注文はここで行います。麺を固くしたり、辛めにするといった注文は‥‥恐らく店員さんに声をかける必要があるのでしょうね。
余談ですが、初めて一蘭で「味集中システム」としてパーティションを見た時は驚きましたが、周囲に気兼ねなく食べられるので今となってはとても良いなと思いますね。
さて、メニューです。
表紙には麺類と一品料理が並びます。油淋鶏は、肉そばあたりは日高屋にはないですよね? 方向性というか、違いを表していると思うのですが、ぼくも油淋鶏と肉そばは食べたいと思いました、この時点で。
肉そば(690円)、ワンタン麺(680円)、回鍋肉(550円)、油淋鶏(500円)あたりは目を引きますね。すぐ気づく人もいると思いますが、客単価も微妙に日高屋より高そうです。
おつまみは日高屋でお馴染みのものと近いでしょうか? ちょい呑み需要にも対応します。日高屋にはあるチューハイが「真心」にはありませんね。ミニ麻婆丼がそそります。
油淋鶏、天津飯、ワンタン麺、海老チリソース、肉そば、中華丼、チーズ巻き‥‥これがメニューの裏なのですが、このあたりが「真心」のオススメ品なのかもしれませんね。
こちらはミニ麻婆丼のセットメニュー。
餃子セット、ミニチキンガーリック丼セットも。お子さまセットはおもちゃがついて490円です。
「町中華 浦和 真心」食べた感想
「油淋鶏」とか「肉そば」が気になると書いておきながら、食べたのは「担々麺」です。愛する「チゲ味噌ラーメン」的なビジュアルが気になったんです。
ということで、出てきたのがこちらです。赤いスープに溶き卵、ニラが散らされています。
麺はチゲ味噌ラーメンの太麺とは違う細麺。玉ねぎ、ザーサイなどの具材も見えますね。
食べてみると、チゲ味噌ラーメンのチゲの旨味はありませんが、酸味と甘味が利いてて美味しいです。やはり日高屋系列は細麺のほうが美味しいですね。
玉ねぎやザクザクのザーサイも良いアクセントになって美味しいです。もしや、これは日高屋の「大宮担々麺」ですね!? 以前は味にブレを感じたのですが、今回はかなり美味しく感じました。
ちなみに担々麺というとひき肉を連想する人がいるかもしれませんが「真心」の「担々麺」には入っていません。酢で味変して小ライスで〆ると良さそうだと思いました!
次の日に、気になっていた「油淋鶏」と「ミニ麻婆丼」も食べてきました。
スープのつく定食セット(240円)も良いと思ったのですが、ミニ麻婆丼にもスープはつくようです。
油淋鶏。メニュー写真よりも小ぶりかもしれません。
味は普通に美味しいです。日高屋にはないメニューですからね。「真心」では頼んでしまいそう。ビールが欲しくなる味です。
「ミニ麻婆丼」は本当にミニでした。ご飯一膳くらい。ラーメンにプラスするなら良いですが、油淋鶏との組み合わせではちょっと物足りない量でした。普通にチャーハンとかを頼んだほうが良いかも? 味はたぶん日高屋と同じではないでしょうか。
「中華食堂真心」の今後は?
日高屋「おいしくて安い」の先にある店舗戦略という記事によると、四谷に「炒爆中華食堂 真心」がオープンしたのが2020年2月のようですね。そこから店舗が増えているので、日高屋にとっても悪くないのでしょう。
タブレット注文で人件費が削減できる一方、日高屋よりも客単価は高めですし、町中華ブームでもあるので、今後、日高屋が「真心」にリニューアルしていくケースというのも増えるかもしれません。
メニュー写真はすごくそそるのですよ。でも出てくる料理が日高屋と全く同じだと、ただ単に高くなっただけ、と思われてしまうので「真心」ならではのところがあるといいかなぁ、と思いました!
量が多いとか「真心」だけのメニューがもっと増えるとか? 肉そばとかワンタン麺とか油淋鶏とか、すごく良いと思うので。まだ始まったばかりなので、今後に期待ですね!
ごちそうさま!!!!
「町中華 浦和 真心」住所と地図
住所:埼玉県さいたま市南区太田窪4-16