子供の頃からあった気がするけれど、常連さんばかりなのでは‥‥と思い、ウン十年も暖簾をくぐることのなかった中華料理店、今風に言えば“町中華”に行ってきました。
浦和駅東口からだと徒歩5分くらいでしょうか。昔ながらの細く長く続く商店街の中ほどに「平和軒」はあります。
町中華「平和軒」でランチ
記憶が正しければ、恐らく一度くらいは改装していたと思います。それでも外観は年季が入りつつありますね。
それほど大きくはない店構え。今は新型コロナウイルス対策で引き戸が開いていますが、普段は閉まっているので中も簡単には見えません。
店に入ってみると、それまで感じていた心理的ハードルは杞憂だったことが分かります。清潔感のある小綺麗な店内。カウンター席が6つくらいだったかな。テーブル席もあります。
広くはないながらもソーシャルディスタンスには気が使われており、透明なパネルで仕切りがされていました。
ビール大瓶650円。缶ビール330円があるのも、地元の人が普段遣いしている店ぽいですね。大瓶ほどは呑めないけど、と。コロナが明けたら、定食を食べながら一杯やりたいものです。昼から。
テーブルのメニューです。ラーメン・塩ラーメンが550円、味噌ラーメン・ワンタンメンチャーシューメンが700円。肉そば700円も食べてみたい。
炎のイラストがついて一番上にある辛いチャーハン730円も気になりますね。カレーライス、チキン制す、オムライスに中華丼、親子丼、カツ丼など、昔ながらの中華料理店らしいメニューが懐かしいです。
定番の餃子410円、麻婆豆腐550円、ニラ玉600円。あ、ハムエッグがある!
厨房で鍋を振っているのは2代目でした。しっかり代替わりしていたのですね。2代目をお父さんとお母さんが横で支える3人営業スタイル。家族経営の町中華です。
注文したのはラーメンと半チャーハンのセットです。750円だったかな。町中華の定番セットを、と思いまして。
太いメンマに薄いチャーシュー、ナルトにワカメのベーシックな醤油ラーメンです。常食にはこういうのがいいですよね。ネギが散らされて。
麺は縮れ麺です。細めが嬉しいです。細麺大好き。
もも肉ですかね。チャーシューは2枚。薄くてサクッと歯で噛み切れるくらいの柔らかさ。そう、こういうやつがいい。
優しい醤油のスープもたまりません。久しぶりに、教科書に出てきそうな基本の醤油ラーメンを食べた気がします。
チャーハンも半という割にはボリュームたっぷりのしっとり系。チャーシューの切れ端もたっぷり入ってて、美味しい一品でした。これは絶対に辛いチャーハンも食べてみなくては、と思いました。
最近、ブラックペッパーにハマっているので、ちょっと多めにふりかけてみたりして。醤油ラーメンがブラックペッパーもしっかり受け止めます。少し前日の酒が残っているなんていう時にも最高ですね、これは。
一緒に行った人は焼肉生姜焼き定食800円を頼んでいたのですが、なんだか凄いボリュームでした!
何も考えずにふらっと足を運んで「ラーメン」とか「チャーハン」とか言って無心で食べて。週に1度や2週に1度くらいの頻度で。いま、そういうラーメン店を探そうと思ってもなかなかないですからね。
近所に「平和軒」のような町中華が残っていたら、本当にそれは幸せなことだと思います。
美味しかった。ごちそうさま!!!!!
「平和軒」住所と地図(浦和)
住所:埼玉県さいたま市浦和区東高砂町17-1