ウォルト・ディズニーが「ドラえもん」の吹き替え版をアメリカで放映することはお伝えしましたが、その後、役名などのローカライズも色々と決まっているようです。ドラえもん米国流に変身 のび太→ノビー、どこでもドア→エニーウエアドア…という記事でまとめられていました。
ローカライズとは、登場する地名などを現地風に変えたり、声を吹き替える作業のこと。放送する地域の習慣や宗教に合わせて、映像やエピソードの一部を差し替える場合もある。特に米国の基準は厳しく、宗教上のタブーや人種差別的表現はもちろん、人に拳銃を向けたり、たばこを吸うシーンも一切だめ。
のび太やジャイアン、スネ夫といった名前はもちろん、ひみつ道具の名前をアメリカ向けにローカライズがされるのだそうです。
のび太 → ノビー
ジャイアン → ビッグ・ジー
どこでもドア → エニーウエアドア
他にも、のび太の答案の0点は落第を意味する「F」になり、食事場面の橋はフォークに、焼き芋の販売車はポップコーンになるそうです。名前だけでなく、けっこうアニメ自体にも手が加えられるものなのですね。
気になるしすがちゃんの入浴シーンですが、通常だとNGだと思いますが「協議中。視聴者の反応を見ながら判断する」そうです。
ドラえもんが好物のどら焼きをパクパクと何個も食べるシーンについては、米国側から「子供の肥満につながる恐れがあるので、好物を野菜クッキーに変えた方がいいのでは」と提案があった。
しかし、これは日本側が作品の世界観が崩れると受け入れず「ヤミーバンズ(おいしいパン)」となったのだとか。
「DORAEMON」は、アメリカの子供たちの間で人気者になれるでしょうか?