漫画などの海賊版を公開するサイトに利用者を誘導するリーチサイト「はるか夢の址」を運営していた元大学院生の男とIT会社元代表の男に、それぞれ実験判決が下されました。執行猶予なし。重い判決です。ナルト海賊版サイト誘導、元大学院生らに実刑という記事になっています。
判決によると、両被告らは共謀し、2016~17年頃、人気漫画「ナルト」などの海賊版をネット上で公開。そのリンクを運営するリーチサイトに掲載し、計68点の著作権を侵害した。
元大学院生の男(23歳)には懲役3年6月、IT会社元代表の男(24)は懲役3年が言い渡されています。執行猶予なしの厳刑です。
リーチサイト「はるか夢の址」運営に実刑判決、講談社「重大な意義がある」によると、講談社は「執行猶予のつかない実刑判決が下されたことは重大な意義がある」とコメントを出しているということです。
漫画『ナルト』などを権利者に無許諾でインターネット上で公開した。さらに、そのリンクを運営するリーチサイト「はるか夢の址」(すでに閉鎖)に掲載して、漫画家などの著作権を侵害した罪に問われていた。
違法アップロードとリーチサイトの運営のセットで、という犯罪です。
違法サイトにリンクを貼るだけのリーチサイトにも「現在、違法化を進める法改正が審議されているところ」ということです。
「はるか夢の址」の運営者らが逮捕されたのは2017年10月でした。海賊版リーチサイト「はるか夢の址」運営者ら9人逮捕 – ITmedia ビジネスオンラインという記事になっていました。
捜査を受けて7月に閉鎖されたが、ACCSの調査では、6月までの1年間で同サイトを通じてダウンロードされたと推定されるデータをもとに算定した被害額は約731億円に上るという。
まさか違法アップロードやリーチサイトで実刑になるとは‥‥運営していた若者たちも思いもしなかったのではないでしょうか。