渋谷の温泉施設で爆発、3人死亡という記事より。
19日午後2時半ごろ、東京都渋谷区松濤、女性専用温泉施設「渋谷松濤温泉シエスパ」の従業員更衣室や温泉くみ上げポンプがある「B棟」で爆発があった。
ネタフルでは「Twitter」などの情報から、15時2分に「渋谷でガス爆発!?」と第一報をお伝えしていましたが、
場所:渋谷松濤温泉シエスパのB棟
原因:メタンガスに引火した可能性
といったことが明らかになってきました。ブログで情報を伝えていたブロガーたちもいました。
爆発のあったB棟には従業員の更衣室や休憩室、温泉をくみ上げるポンプがあったということで、一般客の出入りはなかったそうです。
残念なことに女性従業員の方3名が亡くなったそうです。心よりご冥福をお祈りいたします。
渋谷の温泉施設爆発で3人死亡によると、
源泉には天然ガスが含まれるが、このポンプにはガスを分離する「ガスセパレーター」と呼ばれる装置もあった。分離されたガスは、換気扇を通じて屋外に放出される仕組みだが、何らかの原因でガスが棟内に充満、引火して爆発を引き起こした可能性が高い。
ということで、くみ上げられた温泉から分離したガスに引火した可能性が高いようです。
「シエスパ」が建設される際は近所の住民から反対運動が起きたものの、施設側は「うちは大丈夫です、安全面は万全を期します」と言っていたということです。
運営会社社長が涙の謝罪ということで、運営会社「ユニマットビューティーアンドスパ」の宮田春美社長が涙ながらに謝罪会見を開いたという記事もあります。
しかしB棟に関しては「(外部の)設備運営会社に委託しているので分からない」と繰り返すのみだったということです。
「シエスパ」のウェブサイトは「現在、アクセスが集中しており、shiespaのホームページが閲覧できない状態となっております」という表記に切り替わり、「女性専用天然温泉シエスパ事故についてのお悔やみとお詫び」へのリンクがはられるのみとなっています。
充満したと見られるガスに関しては、におわぬ東京の天然ガス 対策急務という記事で「東京のガス田はメタン純度が高いためにおわない。特に住宅密集地にある温泉施設の場合、ガスの大気解放がうまくいかないことを想定し、検知器で濃度を測定すべきだ」というコメントが紹介されていました。
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B棟で休憩していた女性従業員5人のうち日詰真里さん(51)と藤川広美さん(22)が死亡。約4時間後の午後6時半ごろ、地下1階部分で両足が見えたままガレキの下敷きになっていた千財明菜さん(23)が救出されたが、間もなく死亡が確認された。
「今日の昼過ぎ、いつも行っているマッサージに行こうと思って品川駅から直接向かいましたが、何を思ったかやっぱりやめて家に帰り風呂に入り、風呂から出て自分で足マッサージをしました。テレビを付けたら、私が行っている、いつものマッサージの所が爆発してました」
「一度も異常はなかった」「法令順守に逸脱はなかった」と強調したが、具体的な機器の設置状況、点検方法は「資料が手元になくて分からない」と語るだけ。ガスが漏れる可能性についても認識は薄く、危険性がある設備を運営する意識の欠如をうかがわせた。
情報を入手した上で再度記者会見を開いたが、一方的に「これで終わりです」と打ち切った。小走りで部屋を後にし、追い掛けた報道陣ともみ合いになる一幕もあった。
▼「バカーン、ドカーン、ズシーンが1つに」…渋谷温泉爆発事故
爆発当時、現場から20メートル離れた自宅でパソコンに向かっていたギャラリー運営の南谷えり子さんは、衝撃でイスごと宙へ。厚さ1センチの耐震ガラスが、飛んできた破片で粉々に砕けたという。
爆発直後に現場に駆けつけた千葉県浦安市の自営業、大久保淳さん(42)は、服がぼろぼろで顔が血まみれの男性が身をかがめるように建物から出てくる姿を目撃した。「戦場写真で見るような光景だった」と大久保さん。
同施設の従業員は夕刊フジの電話取材に「きょうはもう1日営業ができないです。火事なんです」と絶叫していた。