気象庁「(猛暑は)一つの災害であるという認識」特に子供の熱中症に注意を!

気象庁「(猛暑は)一つの災害であるという認識」特に子供の熱中症に注意を!

高気温を5年ぶりに更新する41.1度が熊谷で記録され、これはもはや自然災害に近いのではないか‥‥と思っていたのですが、気象庁の予報官もその会見で「一つの災害であるという認識はある」と注意を呼びかけたそうです。

埼玉・熊谷で41.1度=国内最高、5年ぶり更新=猛暑8月上旬まで、「命の危険」という記事になっていました。

気象庁の竹川元章予報官は記者会見し、「経験したことのない暑さになっている所がある。命の危険がある温度。一つの災害であるという認識はある」として、熱中症に十分注意するよう呼び掛けた。

外での作業には十分な注意が必要ですし、ましてやこの気候でスポーツなどは命がけと言っても良いかもしれません。何しろ災害に匹敵するレベルなのです。

今回の猛暑は太平洋高気圧とチベット高気圧の影響とのことですが、8月上旬まで続く見込みと発表されています。あと2週間くらいは続くのでしょうか。

子供にも十分な注意が必要です。「体温超え」が18歳未満の子に超危険なワケは参考になりましたし、認識を新たにしました。

・水分補給が大人のように体温調節に対して有効ではない
・汗腺機能が成人と同等までに完成するのは18歳前後
・体が小さいので外気温からの影響を受けやすい。
・皮膚表面の温度より外気温が高くなると逆に熱を体に取り込む
・小さな子どもは地面に近いため地面の照り返しの影響を受ける
・実は危険なのは海やプールの中(汗が蒸発しない)
・子供の自己申告に期待してはいけない

「とにかく皆さんに注目してほしいのは、発汗する機能が子どもは非常に弱いということ」だそうです。いくつか要点を抜粋しましたが、非常に参考になる記事なのでぜひご一読を。

子どもの場合は「屋外での運動や活動の安全域は、30~32度程度がひとつの目安」だそうですが、そうなると7月中旬から9月中旬くらいまでは運動には適さないのかもしれませんね。