
KDDIが、新たなブログプラットフォーム「g.o.a.t(ゴート)」を発表しました。洗練されたインターフェース、シンプルなデザインなど、日本でも話題になりつつあるMediumのようなサービスになるのでしょうか。なぜいまさら「ブログ」なの?KDDIウェブに聞く新サービスの狙いというインタビュー記事がありました。
「ブログが進化すると、より雑誌に近づくのかもしれない」と語る高畑氏は、昨今流行りのInstagramをはじめ“SNSの世界は見栄の文化”だと揶揄されることに対し、「格好つけたって、いいじゃない」と持論を展開する。
インタビューを読むと分かりますが、ユーザーインターフェースやデザインなどは、かなりのこだわりを持って作られているようです。
「写真のようなビジュアルを多用して、文字とビジュアルを5:5の関係で表現できるようになると、よりよい表現ができるのではないか」ということも語られているのですが、Instagramのような使われ方も想定しているのでしょうか。
既に書いているブロガーでも「g.o.a.tで書きたいと思う人が、自然と集まるレベルまで持っていきたい」ということです。
写真を背景にした縦書き記事や、アカウント間で記事を送信した共同編集機能、背景に動画を敷いて上に文字を載せるといった新たなスタイルも導入していく予定だ。「Evernoteなど他サービスとの連携も積極的に進めていきたい」と高畑氏は話す。
記事をEvernoteに保存するのではなく、Evernoteで書いたものを公開する、という連携もありそうです。既にそういうことを実現しているサービスもあります。「Postach.io」Evernoteで書いた内容がそのままブログの記事として公開という記事を書いています。

写真の編集や、会話機能は面白そうです。
一方で世界進出に関してはこんな話も。杞憂かもしれませんが。
新しいブログプラットフォーム g.o.a.t.。後発だからこそ、いまのウェブのイイトコどりをきれいにやってきた感。でも世界を狙っているなら、悪魔やサタンと関連付けられるヤギをサービス名にいれたのは危うい気がhttps://t.co/1hIpKwjZB8
— 堀 E. 正岳(ほりまさたけ) (@mehori) 2016年5月11日
日本人だとピンときませんが、言われてみれば確かにヤギはそうですね。
日本では既に「note」のような同系サービスもありますが、どう住み分けていくことになるでしょうか。