“後で読む”を実現するサービス「Pocket」2025年7月8日に終了へ

ネットの記事の“後で読む”を実現するサービス「Pocket」が、2025年7月8日に終了することが発表されました。世はAI、時代の移ろいを感じます。

「Pocket」2025年7月8日に終了へ

ネットサーフィンしているときに「後で読みたい」という記事を蓄積しておくことができるサービス「Pocket」が終了を発表しました。

「Pocket」は「検討を重ねた結果」として「Pocket を廃止するという苦渋の決断に至りました」としています。

個人的にはiPhoneで見つけた記事を蓄積し、後からパソコンでじっくり読むという使い方をしていました。

そもそも“ネットサーフィン”が過去の遺物になりつつありますかね? ニュースアプリの台頭やGoogleディスカバーなどで十分で、能動的に何かを探すということが減っているかもしれません。

さらに記事を読むのではなく、動画で十分な時代かもしれません。近年では調べ物もAIで事足りるという人も少なくないでしょう。ネットの利用方法が大きく変わっていることを実感します。

2017年に「Mozilla」が「Pocket」を買収しました。「Mozilla」は今回の決定をFirefoxに注力するためだとしています。

「Pocket」は2025年7月8日以降は利用できなくなります。これ以降はエクスポート専用モードに移行します。ユーザーは2025年10月8日までセーブデータをエクスポートできますが、それ以降はユーザーデータは完全に削除されます。

「Pocket」の使い方 〜ネット情報を"後で読む"生活という記事を書いたのも2013年のことでした。長く愛用させてもらいました。ありがとう、Pocket。

同種のサービスとしては「Instapaper」があり、かつてはそちらを利用していました。久しぶりにチェックしてみようと思います。