若者はInstagramも検索に使っている。という話は聞いたことありましたが、改めて調査結果を知ると、なんというか検索の世界も変わっていくのだなぁ、と思いますね。Yahoo!、Google検索はもう古い? 若者はツイッターやインスタグラムでなにを検索しているのか|ECzine(イーシージン)という調査結果が発表されていました。
LIDDELL株式会社は、若者100人を対象にアンケート調査を行った。最近、よく使っている検索についてたずねたところ、1位「Google」(33%)、2位「Twitter」(31% )、3位「Instagram」(24%)、4位「Yahoo!」(12%)
かつては検索ではヤフーが使われていた訳でして。Googleがそれにどう対抗するか、なんていう話もあったのですが、若者の間では普通にGoogleが1位です。そして2位にTwitter。ヤフーは12%でかなり水を開けられています。
検索だったら検索エンジン、と古い頭では思ってしまいますけど、新しい頭にはソーシャルメディアも検索エンジンのようです。常に新しい情報がアップデートされていく検索エンジン。過去のノウハウや知識を得るのではなく、流行りモノを調べたいのだったら、それで良いかもしれません。
Twitterはニュース速報やトレンドなどの最新情報を知りたい時に使うほか(これはぼくもやりますね)「渋谷 ひま 遊び」というように、居場所に関する検索にも使うのだとか。これは若者特有だなぁ。渋谷でヒマしていることなんて、オジさんはありませんからね。目的なしに街をブラブラすることがないから。
さらにInstagramも面白いです。
Instagramを使うのは画像をもとにした情報を探すときで、髪型や洋服、ネイル、メイク、「可愛い」などの直感的な検索がほとんど。
なるほどねぇ。そこはもうGoogleの画像検索でもないのですね。これは雑誌感覚でもあるのかな。かわいいものがInstagramに集まっている、と。ちなみに「ネイル かわいい」と検索してみました。
検索対象がハッシュタグなのか! これにはオジさんもちょっとびっくりです。
自分り投稿にタグなんてつけないよと、ブログの時代は思っていたものなのですが、Twitterでツイートを検索して串刺しするのに便利だということでハッシュタグが登場し、それを大喜利だったり、プロモーションで使う方法が出現し、さらには本来的な検索のために使われるようになったとは。テクノラティは少し早すぎたんでしょうか。
いやー、面白いなー。
Instagramの投稿には、とにかくたくさんのハッシュタグがついていたり、話し言葉のようだったり、なんでそんなハッシュタグをつけるのだろうと思うものもあったのですが、検索対策だとすれば合点がいきます。
飲食店のメニューは見ずに、インスタグラムで「#◯◯カフェ #おすすめ」といった検索結果で表示された画像を見て注文を決めたり、観光地などで景色などを見に行く場合、まず#(ハッシュタグ)で検索してから訪問するという人も。
逆にこれ、ハッシュタグがついてないと検索されないんじゃないか!?
ハッシュタグはもはや本文なのですね。ウェブマーケティングをしている人は、一度関連するキーワードでInstagramを検索してみることをおすすめします。