ICT総研が2020年1月16日、QRコード決済の利用可能店舗数に関する調査の結果を発表しました。
2019年10月の消費増税に伴い経済産業省が推進している「キャッシュレス・ポイント還元事業」は1月11日時点で登録加盟店が約95万店舗となっているそうです。
QRコード決済はどのように使われているか?
今回の調査結果は、インターネットユーザー4,000人へのアンケート調査の結果およびスマホアプリ上での手作業による利用可能店舗数のカウントの結果をまとめたものだそうです。調査実施時期は2020年1月7日から1月14日まで。
自分ではキャッシュレスしまくりで、QRコード決済やクレジットカード、Suicaを使うことでほとんど現金を使わない生活に突入しつつあるのですが、実際のところ他の人がどんな風にキャッシュレスしているのかは気になるところです。
QRコード決済をふだん利用する機会・場面では、決済方法を問わずコンビニが最も多くなっています。
2位はドラッグストアです。これまでほとんどドラッグストアに行くことはなかったのですが、QRコード決済をメインで利用するようになってからは、コンビニに次いで買い物をする場所になっています、確かに。
あとは飲食店などでも使われていますし、ネットショッピングや小規模小売店が目に入るのは、PayPayが持っている強みの部分が現れているのでしょう。
続いて、利用可能店舗数が多いと思われているのは68.6%で圧倒的にPayPayです。2位の楽天ペイが7.5%、3位のd払い、そして4位のLINE Payが3.5%なので、もはや完全に一人勝ちです。
しかも、イメージだけでなく実際に利用できる店舗もPayPayが圧倒的なのです。
各社のスマホアプリ上で、全国100地点(都道府県ごとの乗降客数の多い駅を中心とする半径500m以内)の利用可能店舗数を手作業でカウントしたという地道なデータもあります。
これによると、調査した100地点における利用可能店舗数の合計は次の通りです。
PayPay 32,044店
d払い 5,839店
LINE Pay 4,936店
楽天ペイ 4,155店
「え、そんなところでまでPayPayが使えるの!?」という驚きは確かに日常に潜んでいます。この圧倒的な営業力に、また飲食店の40%還元のキャンペーンなど、PayPayが畳み掛けてきている感がありますね。
出典:ICT総研