「GigSky(ギグスカイ)」世界90カ国以上でローミングできるSIMカードを試してみた!(使い方を解説)

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Apple SIMにも採用されている、1枚のSIMカードで世界90カ国以上でローミング契約することができる「GigSky(ギグスカイ)」をマレーシアで試してみました。iPhoneの場合は事前に契約(課金)を済ませておき、到着したらSIMカードを入れ替えるだけなので簡単に使うことができました。

SIMカード自体は日本で2,980円で購入可能です。契約はアプリから行います。現地SIMを購入する自信・時間がない人や、短期間に複数国を移動するような人には便利なサービスだと思います。今回は「GigSky」の4G LTEに対応したという新しいSIMカードをモニターとして試用させて頂いたレポートです。

「GigSky(ギグスカイ)」の使い方

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「GigSky」は世界90カ国以上で使用することができるSIMカードです。このSIMカードを入れておけば、世界中でローミングすることが可能です。料金体系も分かりやすく、プリペイドなので使いすぎることもありません。

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SIMカードのサイズはnano/mini/microが兼用となっています。これまでは3Gのみでしたが、新しく4G LTE対応になりました(使用できる国とそうでない国がある)。

4G LTEに対応している国は現時点では下記の国となります。

アイルランド、アゾレス諸島、イギリス、イタリア、イビサ島、オランダ、カナダ、カナリア諸島、ギリシャ、スイス、スペイン、セウタ、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マデイラ諸島、マヨルカ島、メノルカ島、メリリャ、ルーマニア、ルクセンブルク、韓国、南アフリカ

今回、試したマレーシアは3Gでした。

「GigSKy」はAmazonで購入することができます。

「GigSky」契約とデータ通信量の購入

「GigSky」の契約(ユーザー登録)とデータ通信量の購入は、専用アプリから行います。まずはこちらのアプリをダウンロードしておきましょう。

アプリを起動した画面です。

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「GigSky」のSIMカードが入っていないと、その旨のエラーが表示されますが、SIMカードが入っていなくても、データ通信量の購入が可能です。日本で事前にデータ通信量を購入していくことも可能です。

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ぼくは成田空港に向かうスカイライナーの中で、データ通信量の購入をしました。PayPalのアカウントを持っているので、データ通信量の購入も簡単でした。契約したプランは、3日間で100MBが1,800円というものです。

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現地で購入すればもっと安いのですが、それが難しい人、万が一に備えて複数のSIMカードを用意しておきたい人には良いのではないかと思います。

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データプランを利用する方法はこのようになっています。現地に到着したらSIMカードを入れ替えます。ポイントは「データローミングをオンにする」というところでしょう。通常、海外では「データローミングをオフにする」がお約束なのですが「GigSky」はローミングサービスですので、オンにしないと使えません。

iPhoneはAPN設定は自動で設定されたので、特に設定変更することはありませんでした。

注意点としては以下の2点があります。

・有効期限はデータ通信量の購入日から

データ通信を開始した日ではなく、購入日となりますので、日本で事前に購入する場合は早過ぎるともったいないです。現地に到着してから契約するのでも良いと思いますが、日本で契約する時は出国ギリギリが良いでしょう。↑の契約情報を見ると分かるのですが、日付はUTCで管理されているようです。

・無料の100MBは最初のみ

「GigSky」のSIMカードには無料で100MBのデータ通信量がついてきます。これは渡航する度ではなく、あくまでもトータルで100MBですので、現地に到着して契約するタイミングで使うのが良いかと思います。

「GigSky(ギグスカイ)」の使用感は?

マレーシアは3Gで、MAXISというキャリアとのローミングでした。街中での使用感は日本と同じに普通に使用することができました。特に回線を意識することなく使用できるのが、SIMカードを入れ替える良さです。

山で使用するのはレアケースかもしれませんが、使用感をレポートしておきます。キナバル山の登山では、山小屋ではかろうじて使用可能、山頂ではNGでした。マレーシアでは「celcom」が大手ということで、エリアも広いようですので、そちらのローミングの契約も選択できるようになると、さらに便利かもしれません。

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滞在中はプッシュ通知で、データ通信量に関するお知らせが届きました。使用量や有効期限が通知されますので、安心して使うことが出来ました。

アプリからデータ通信量の購入も簡単ですし、SIMカードの入れ替えも基本的には誰でもできるでしょう(SIMカードを取り出すピンは必要ですが)。海外旅行時のSIMカード選びに「GigSky(ギグスカイ)」は敷居の低い選択肢の一つになると思います。

願わくば、利用者が増えてもう少し料金プランがお手頃になると嬉しいですね。