ScanSnapアンバサダーとして「ScanSnap Cloud」発表会の記事を「スキャンしない理由がなくなった!」という視点でレポートをしましたが、では実際にどうなのか? 記者発表会でモニター機が配布されましたので、ワンプッシュスキャンを試してみました。本当にボタンを押すだけ。驚くほど簡単です。スキャンて、こういうものだったっけ!?
「ScanSnap Cloud」を設定して試してみる
iX100・iX500を既に使用している人は、ファームウェアアップデートで本体が「ScanSnap Cloud」に無償対応します。「ScanSnap Cloud」アプリからファームウェアアップデート可能です。後述します。
「ScanSnap Cloud」について知りたい方は、ScanSnap新サービス「ScanSnap Cloud」発表を読んで頂くか、こちらの動画をご覧ください。
iX100・iX500が「ScanSnap Cloud」に対応しているとすると、やることは一つです。「ScanSnap Cloud」アプリなどから、スキャンした書類の送り先となるクラウドの設定です。
ぼくはiPhoneアプリで設定しましたが、恐らくスマートフォンから設定するのが簡単なのではないかと思います。Androidの方はコチラでご確認ください。
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アプリが設定マニュアル代わりになっていますので、手順そのままに従うだけでOKです。なんの問題もなければ、10分くらいあれば完了するのではないでしょうか。
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詳細は省略しますが、懇切丁寧に写真入りで解説されていますので、本当にその手順に従うだけです。
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途中、iX100・iX500が「ScanSnap Cloud」に対応するためのファームウェアアップデートも実施されます。これまた簡単。
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「ScanSnap Cloud」のアカウントを登録したら、ほぼ完了です(メールアドレスと新たにパスワードを設定するのみ)。
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最後に、スキャンした書類の送り先となるクラウドを設定すれば終了です。名刺、レシート、書類、写真と設定します。
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とりあえず、必ずどこかのサービスは設定しないといけないので、使っているサービスがない場合は、EvernoteやDropboxあたりを設定しておくと良さそうだと思いました。
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レシートはまだクラウドサービスを使っていないので、とりあえずEvernoteにしておきました。考えてみると、全ての保存先をEvernoteとすると、擬似ScanSnap Evernote版のようになるのですね。
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紫色に点灯するのが「ScanSnap Cloud」が使えるあかしです。
点灯しました!
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とりあえず、適当な書類を1枚スキャンしてみました。
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自動でEvernoteに振り分けられ、そして転送されていましたよ。素晴らしいです。
サボッてたまっていた名刺をスキャンしてみました。
ああ、楽すぎる‥‥簡単すぎる!
あっという間に名刺の束は消えて無くなりました。むしろ「もっと名刺はないのか!」という気分です。数十枚くらいの書類なら、iX100で余裕ですね。
クラウドでの転送が完了すると、スマートフォンにプッシュ通知が届きます。
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なんだこれ、簡単すぎる。
結論、ワンプッシュで名刺はクラウドに飛びました!
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たまに間違えてEvernoteに振り分けられてしまった名刺もあったのですが、そういう場合は再度、クラウドに送り直すことができます。
といった感じの使い勝手なのですが、スキャナーとクラウドがダイレクトに繋がると、恐ろしく便利な世界がやってくるのですね。IoTとは、こういうことだったのか、と実感しました。
SDKも公開されるということですが、(どうしても手書きじゃないとという人もいると思うので)何かの申し込み書類をスキャンして、その場でサービスが登録されるとか、そういうシステムも生まれそうです。ちょっと夢が広がります。