ローカロリーで美味しい。料理も簡単にできる。そんなぶなしめじが大好きになってしまいました。どうしてぶなしめじファンになったかって? 農水省消費者ニーズ対応型食育活動モデル事業としてローソンが実施した「親子で行く!食探検 ローソンファーム茨城」に参加したんです。ローソン店頭で販売されるぶなしめじが、どのように栽培されているのか、親子でしっかりと見学させて頂きました。採れたての美味しいぶなしめじ料理も試食し、すっかりぶなしめじファンになってしまったので、改めてぶなしめじの素晴らしさをお伝えしたいと思います!
ローソンではどんな風に野菜が販売されている?
ローソンで野菜? あまり見かけたことがないかも? と思った方もいるかもしれませんが、気づかないうちに見ているはずです。
これは大崎にあるローソン本社のあるビル1階にあるローソンの様子です。ありますよね、野菜コーナー。「あー、あった!」思い出して頂けたのではないでしょうか。今後、こちらでぶなしめじを見かけたら迷わず手に取るようお願いいたします。簡単で美味しいレシピも後でご紹介しますね!
「ローソンファーム」行きのバスでは食育講座
ローソンは、日本型食生活を伝えたいと考えているそうです。日本型食生活というのは、ごはんを中心とした伝統的なバランスの良い食事です。どんなものでしょうか?
主食、主菜、副菜、乳製品に果物。コンビニで弁当や惣菜を買う際に少し気をつけるだけで、こうしたバランスの良い食事をとることもできるということをローソンではアピールしたいそうです。そこで、今回はぶなしめじです。野菜も売っているんですよ。しかも、ローソン専用農場でこだわりのぶなしめじが作られているんです!
ぶなしめじが優れているところ 〜実は二日酔いに効く!?
酒好きのオジさんにも素晴らしい情報を聞くことができました。オルニチンはご存知でしょうか。しじみに含まれているアレです。二日酔いに効くというアレです。ちょっと飲みすぎたな〜、なんていう日はしじみの味噌汁を飲んでいる人もいるかもしれませんが、これからはぶなしめじです。
なんと、ぶなしめじにはシジミの5倍のオルニチンが含まれているー!
もう二日酔いには断然、ぶなしめじですよね。さらに、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。風邪などのウイルス性の病気に対する抵抗をつけたり、肥満、高血圧にも効果があったり、それでいてカロリーが低いので、本当に健康的な食材なんですって。
どうですか、ぶなしめじを好きになり始めていませんか?
ぶなしめじ農場を見学 〜青色LEDの神秘の部屋
鬼沢社長にローソンファームの中を案内して頂きました。
山積みになったおが粉です。一般的におが屑と呼ばれますが、ローソンファームではあえて購入しているので、おが粉と呼んでいるそうです。これが、ぶなしめじの菌床、そして最後は石づきになります。
菌床にはおが粉のほかに、米ぬかやふすまが入っています。ところで、みなさんはぶなしめじを食べる際に、根元はどこまでカットしていますか? 実はぶなしめじは根元まで全て食べられるんです。食べられないのは、おが粉の部分だけ。だから、余計にカットしてしまわないように気をつけましょうね。MOTTAINAI!
作業のかなりの部分は自動化されていました。大人も面白かったんですから、子供たちにも良い社会科見学になっただろうなぁ。
白衣に着替えて進みます。子供用の白衣があったのがかわいかった! ミニミニ研究員の大発生です。
チラリと見せて頂いた培養室です。なぜチラリなのか?
それは、農薬を使わないため、病気が入りやすいことから気を使うそうです。全部で50〜60万本あり、毎日5,000本が入り、5,000本が出ていきます。室温は20度。親菌をつけてから、食べられるようになるまで110日かかります。
子供たちも真剣だぁ。
そして、一列に並んで、いよいよ神秘体験です。
うわああああああああああ!!
なんだここ!?
発生室と呼ばれる部屋です。ここでぶなしめじは大きく成長します。
室温は15度。夏だとかなり涼しく感じます。
さらに、こんな具合に加湿されています。
どこか、感じたことのある雰囲気‥‥森‥‥森だ!
一面が、ぶなしめじ、ぶなしめじ、ぷなしめじ。
確かに、キノコは森林で育ちますよね。うっそうとした森の中で。そうか、ここは森だったんだ。
加湿はしているものの、極力抑えているそうです。それは湿気ってくると張りがなくなるためで、最近は柔らかいものが流行っているそうですが、ローソンファームでは張りのあるぶなしめじを大事にしているそうです。
ちなみに、ローソンファームの湿度は80%くらいが平均で、加湿しすぎると重くなり、お店に出てからの日持ちがしないのだそう。
LEDが青色なのも理由があって、試した結果、ぶなしめじの生育に最も適していると判断されたそうです。傘と足の生育のバランスを見て、LEDは点いたり消えたりしています。
部屋を進むと、少しずつ大きくなっていくぶなじめじたち。
培養室で90日を過ごし、ここ発生室で20日を過ごし、計110日を経て、ぶなしめじは出荷されていきます。
どまでも続く、ぶなしめじ畑です。
一口にぶなしめじといっても使う菌によって品種が違うそうで、メーカーが違うとぶなしめじも違うのだとか。そういえば、日本のキノコは5,000種類あるというのを、行きのバスで教えて貰いました。そのうち、食べられるのは200種類だそう。
さあ、いよいよ、収穫の時!(上の部分をもぐだけですが)
やったー。
ぶなしめじにかける熱い思いを伺った後だったので、かなり嬉しい収穫体験でした。110日分の情熱が、ここに詰まっている訳ですから。そんな大事なぶなしめじを、親子で一株ずつ、お土産に頂きました。
収穫したぶなしめじの裏側。この茶色いおが粉の部分だけを削れば、あとは全て食べられます。覚えておきましょう!
出荷の様子。
ぶなしめじ豆知識
ぶなしめじについて教えて頂いたこと、学んだこともまとめておきたいと思います。
・ぶなしめじを栄養素を残した状態で保存するには、水分が苦手なため野菜室で保存するのが望ましい。長期保存をするのであれば、乾燥すると旨味、栄養素が残る。
・採りたてのぶなしめじは匂いがしない。店頭で販売しているものが匂うのは、発酵しているから。本来はクセのないもの。
・ぶなしめじを持ち帰り、家に置いても育たない。傘が開ききり、乾いて萎れてしまうだけ。
・茨城県鉾田のローソンファームで栽培されたぶなしめじは、本州で流通している。8月30日から発売されるパスタ、寿司にもここのぶなしめじが入っている。
栄養士の先生にも、ぶなしめじが素晴らしい点について栄養の面から教えて頂きました。
・カリウムが多く高血圧にも
・発がん性を防ぐ
・薬膳料理としても使われている
・GI値が低く緩やかにブドウ糖が吸収されるため育脳でも注目
血糖値が急に上がると、インシュリンが出て低血糖になってしまうそうです。そのため、ブドウ糖は緩やかに血液に入って欲しいそうですが、GI値が低いぶなしめじはピッタリというわけ。
ぶなしめじのレシピ
栄養士の先生が作って下さった、ぶなしめじメニューの試食会も行われました。このメニュー、こちらに掲載されています。
今回は「ぶなしめじの明太マヨ和え」と「ぶなしめじのはりはり漬け」です。ぶなしめじを湯がいてマヨネーズで和える、乾煎りしたぶなしめじに切り干し大根を入れる、など、どちらも簡単なメニュー。子供たちからはお代わりがでるほど盛況でした。
実はこの簡単に料理ができるということに感銘を受けました。他にもピクルスにしたり、オイル漬けにしたり、常備菜のようにしても良いそうです。
「ローソンファーム茨城」に行ってぶなしめじファンになった!
早速、家に帰ってバターをのせてレンジでチンしたり、レンジでチンしたところにポン酢をかけたり、ただそれだけのことなのに、ぶなしめじは本当に美味しいのですよ! 酒の肴にもなるし、低カロリーだし、さらに二日酔いにもいいっていうし、もう言うことなしの素晴らしい食材です、ぶなしめじ。すっかりファンになりました。一緒に行った次男もぶなしめじが気に入って、食卓に並ぶと真っ先に食べています。
ランチに頂いた、ぶなしめじの釜飯。こういう食べ方もあるんですね!
今回の「親子で行く!食探検 ローソンファーム茨城」では、お腹の底からぶなしめじを学び、そして好きになりました。社会科見学は、やっぱり楽しい。また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。
ところで、一カ所だけ「ぶなしめじ」ではなく「ぷなしめじ」となっているところがあったのですが、分かったかな?