「これでいい」でなく「これがいい」を目指した「VAIO type P」体験イベントレポート

先週末(1月10日)にソニービル@銀座で行われた、発表されたばかりの「VAIO type P」ブロガー体験イベントに参加させて頂きました。そのレポートをお届けします。

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プレゼンテーションをして下さったのは「VAIO type P」プロダクトマネージャーの鈴木一也(すずいち)氏です。これまでにも様々なVAIOに携わってこられたそうです。

せっかくスライドを写真に収めてきたので、全て載せておきたいと思います。

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個人的にはJornadaを使ったり、Zaurusを使ったり、さらにはVAIO type Uも実は使っていたりと、とにかく小さいガジェットには目がありません。もちろんW-ZERO3シリーズもその延長線上ですね。

というところで、この「VAIO type P」に関しては目にした時から「欲しい!」気持ちが満々でした。きちんと叩けるキーボードにこのサイズ、夢にまで見たアレが結実しているように見えたのです。

さらに、すずいち氏のプレゼンテーションを聞くに付け、その思いを強くしました。

「カタログに書いてある話はしない!」ということで話されたのですが、とにかく「スペック度外視で見た瞬間に欲しくてたまらないオーラを放つ」ことを目指したモノは、間違いなくそこにあったと思います。

気になった点をピックアップしますが、

・薄、軽、スタミナ、堅牢→技術点
・自慢できるスタイリッシュさ→芸術点

まさに技術と芸術が、高次元で融合していると思いました。一言で言うなら「やるなソニー」というか「ソニー復活」というか「ちょっと座布団持ってきて!」という感じなんです。

なので‥‥

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ズバリ、こういうことだと思います。価格も79,800円からと手頃ですし、ネットブックでは提供できない価値が詰め込まれていると考えれば安いとすら思います。つまり「これがいい」です。

ちなみに、もし液晶サイズが9インチだったならば、

・4.5時間(標準バッテリ時)
・9.0時間(大容量バッテリ時)

というバッテリの持ち時間も、それぞれ5時間と10時間になったそうなのですが、このサイズも数多くのモックが作られた中から決められたのだとか。

なお、堅牢性の数値が非公開なのは「VAIO type G」を上回れなかったからだということです。公開はしていないものの、かなりの堅牢性のようですよ。

と、かように物欲&所有欲を刺激しまくってくれる「VAIO type P」ですが、果たして使い勝手はどうか? というところで参加者の中でも意見が分かれたような気がします。

曰く「Windows Vistaがイマイチ」というものです。

確かに‥‥ぼくも触って思いましたが、動作がもっさりしていたり、休止状態からの復帰にえらく時間がかかったりと、このあたりはどうにかならないものかと正直、思いました。

そのため「VAIO type P」にはインスタントモードというのが用意されており、専用ボタンで15秒の起動が可能になっているのですが、ベースとなっているのがLinuxとはいうものの、個人でのカスタマイズは難しいということで、自分では使わないかな、と思いました。

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ちなみに、Firefox 2、Skypeなどのアプリケーションの他、音楽や動画を再生することが可能となっています。

(その後、スリープからの復帰は早いことに気がついた)

参加者からは「なぜXPでないのか?」という質問がされたのですが、理由は2つ回答されました。

1. Atom ZシリーズのハードウェアデコーダがVista対応
→AVCHDのコンテンツが再生できる

2. 8インチの解像度だと文字が小さい
→Vistaだとdpiの切り替えが進化している
→Vistaのシステムフォントメイリオが細かい字を見るのに良い

確かに、文字が非常に小さいのですよ。標準状態でも大丈夫という人もいましたが、ぼくは120〜150dpiくらいにした方が明らかに見やすく感じました。

ただし、そうやって文字サイズを大きくしていると、アプリケーションなどによっては文字がはみ出して訳が分からないことになってしまうのですが‥‥。

(後から気づいたのですが、デスクトップのアイコンも大きくしておくと、非常に分かりやすくかわいく思え、親近感も沸きました)

そうはいっても、Windows XPの需要もあると思っているので、ドライバの提供など内部で検討中だとも説明がありました。

↑このことに期待する人も少なくないでしょうが、やはり本命はWindows 7ということになるのでしょうか。

とはいえ、モノとしての存在感は圧倒的に良いですよ。ほれぼれします。

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キーボードも、仕事に使うにも十分な使いやすさだと思いました。タイプするのに無理がない、という感じでしょうか。キーの配列も、なんとなくMacと近いような気がして、そのあたりも違和感はなかったです。

動作がもっさりしていると書きましたが、このあたりまでくると慣れも出てきます。また、個人的にモバイルで使うアプリケーションはほとんどブラウザ程度だと思うので、Vistaでもさほど気にならない気もします。

ユニークな試みとして、昼食時間に「VAIO type P」を持って銀座の街に繰り出すということも行われたので、五行に行ってラーメンを食べてきました。

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小さい、とにかく小さくて薄いです。でもキーボードはちゃんとタイプできるという。これだよなぁ、これを待っていたんだよなぁ。気軽に持ち歩けるノートブック。

自分の使い方としては「iPhone」と「MacBook Air」の中間のような使い方になると思いますが、旅行に行くときはもちろん携行したいですし、ちょっとキーボードを使ってメールを返信したいこともあるので、非常に重宝しそうな予感です。

さらに、膝にも置いてみました。

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両膝。

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片膝でもけっこういける。

こうした使い方をしていて思ったのですが、スタジアムでサッカーを観戦しながらのTwitter更新ですね。「iPhone」じゃ入力に難ありだし、サッカー観戦に「MacBook Air」は頂けません。「VAIO type P」サイコーじゃないか!

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こんなサイズで使い勝手の良いPCなんて、なかなかないでしょう。ランチにもホイッと持って出かけられるポケットサイズ。カバンいらずで、まさに「ポケットスタイルPC」です。

せっかくなので「MacBook Air」との比較も。

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開発陣は光学ドライブがないことを心配してもいたようですが、あまり使う機会もないような気がします。ポート類の数に関しても「MacBook Air」と平行して使うと、むしろ増えています。

惜しむらくはタッチパネルだったら、とは思いますね。電車の中で片手で開けるサイズでもあるので、アイコンが大きくなってタッチできたらさらにグッドではないでしょうか。

自分で「VAIO type P」を購入して使うならば、

・アプリアイコンを大きくしてデスクトップに
・表示文字サイズを大きく

みたいなカスタマイズをするかな、と思います。Mac OS Xみたいな、Dockをインストールしたら使いやすそうだなー。

もし知り合いでネットブックの購入を検討している人がいれば「VAIO type P」もお勧めしたいと思います。何よりスタイリッシュなので、持ち歩くのが楽しくなるでしょうし、持ち歩くことが苦にならないサイズと重量だからです。ケータイ世代にもウケるんじゃないでしょうか。

ちなみに、ぼくももう「Vistaだっていいから!」と「VAIO type P」を買う気満々にはなっている訳ですが、けっこう納期が先になっちゃうっぽいですね。ソニー的には嬉しい悲鳴だと思いますが、個人的には普通に悲鳴です‥‥。

製品情報を詳しく見たい方はコチラで確認してください。

Sony Style(ソニースタイル)

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