オーシャンブリッジが独占販売契約を結び、日本でリリースした企業向けツイッター&Dropbox的なソーシャルコラボツール「Zyncro」のブロガーミーティングに参加しています。
まずはCEOから「Zyncro」についてのプレゼンテーションです。
たくさんのソーシャルサービスが利用されているが、それはあくまで企業外でのこと。
企業内に情報はたくさんあるが、それが活用されるのはなかなか難しい。B2Bではソーシャルネットワークが使われにくい。しかし、人と実際に話すより、ソーシャルメディアを通して話す方が多いこともある。
数年前であればGoogle Adwordsを使用したようなことが、ソーシャルメディアにシフトしている(ツイッターやブロガーにリーチする方にシフトしている)。
企業のコラボレーションの形はどう変わるべきか。CEOから下に情報を伝えるのはなかなか難しい。ソーシャルツールを使うと解決できる。部署間の連携も変えることができるのではないか。
若い世代はソーシャルメディアを使いこなしているが、彼らが企業で働き始めると、企業が使っているシステムの古さに驚くことがある。
全てがソーシャル化していく。何がソーシャル化できるか。ゲームがある。既存のイントラネット、エクストラネットとの連携もある。
他にはプロジェクトマネジメント、CRMなど他のサービスとの連携もある。これらをマイクロブロギングのフィードの中に入れれば、それを見るだけで把握できる。
例えば一つの製品を、複数のメンバーで作り上げることができる。
今後5年間で、大多数の会社が企業内でソーシャルネットワークを利用すると予想している。特に大きな企業に効果があると考えている。
そして、全てはクラウドになっていく。
実際にこういう変革を起こすのはどういう人たちか? 現場の人たちである。
ビジネス面でのベネフィットは、
・情報
・コラボレーション
・生産性の向上
・メールの削減(Zyncroで40%のメールを削減できる)
・ナレッジマネジメント
・社内の人の繋がりを深める
・組織への帰属意識の高まり
・モチベーションの向上
などがある。
「Zyncro」には40人の社員があり、ベンチャーキャピタルから投資を受けている。
ビジネスでソーシャルサービスを利用する上での重要な点。「Zyncro」は、様々なサービスと連携することができるのが利点。
「Zyncro」の機能。
・マイクロブロギング機能
・ファイルの管理機能
・メンバー管理機能
・グループ管理機能
・Zycro Apps(既存アプリケーションと連携可能)
続いて高山社長からプレゼンテーションです。
どうして日本に持ってこようと考えたか? エンタープライズ専用のソーシャルツールが必要なのではないか。「Zyncro」を見つけた。
セキュアな環境で、ツイッターやFacebookのようなリアルタイムの情報共有ができるサービス。加えて、Dropboxのようなローカルとクラウドのファイルを同期することができる。
グループが特徴的。プロジェクト、部毎にグループを作成することができる。グループの人しか見られないウォールがある。ファイルのアップデート情報も、ウォールに書き込まれる。
アップロードしたファイルは、専用ソフトでローカルに同期することもできる。アップロードされたファイルは、バージョン管理もされる。
ファイルの公開・共有機能がある。ダウンロード用の公開リンクを作成することができる(ZLINKと呼ぶ)。
書類内のテキスト検索が可能。DOC、PDF内、過去のメッセージなどから、テキストを検索することができる。
5ユーザ、1GBまで無料。60ユーザまで、960GBまで700円/月。
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質疑応答。
Q. 「Zyncro」の中で完結するという新しいグループウェアなのか?
A. ツイッターやFacebookにも情報を流すことができる。これまでのグループウェアよりもオープンである。
今までのグループウェアがなくなって良い、ということではない。グループウェアに登録されると「Zyncro」にも流れる、という連携を売りにしている。
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少人数は無料で使えるので、興味のある方はまずはお試ししてみてはいかがでしょうか。「Zyncro」からどうぞ!