【速報】「mixiアプリカンファレンス2009」レポート

品川で開催されている「mixiアプリカンファレンス2009」に呼んで頂きました。会場からレポートをお届けします。

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前方にテンガロンハットを捕捉

まず最初に笠原社長が登壇。

5年間を強引に一言で振り返ると、若い女性を中心に日記でコミュニケーションするサービスである(女性ユーザの方がやや多い)。

今後5年間を見据えたときにこのままでいいのか?

年配の人がコミュニケーションするとき、会社の上司と部下のコミュニケーションが日記で良いのか?

日記以外の多彩なコミュニケーションサービスを提供していくことを今後5年間の大きな目標としている。

多彩なサービスを提供することをmixiだけで行なうのか?→そうではない

みなさんと一緒になって新しいサービスを提供したい

その仕組みが「mixi Platform」

mixi Connect
mixiアプリ
mixi OpenID

から構成される。

個人でも法人でも誰でもアプリを提供できるのが「mixiアプリ」

3つの大きな特徴

・日本最大のSNSで提供できるソーシャルアプリ
・PCとモバイルの同時展開は世界初
・ソーシャルアプリプロバイダー向けビジネス支援プログラム

ソーシャルアプリプロバイダーとして1,279人が既に登録

Google辻野社長が登壇。

オープンソーシャルコミュニティの一員として敬意を表する。

OpenSocailはオープンな標準技術に基づいている

OpenSocialについての説明
エコシステム/サポートするサイト

日本というモバイルが発達した日本において、そのトップを走るmixiには期待が寄せられている。ますますの発展を祈っている。

小山@mixi技術顧問から技術的な説明。

ユーザにとってどんな風に見えるか説明。

メニューに「アプリ」が追加され、アプリケーションディリクトリから好みのものをインストールする。

アプリをアクティベーションするイメージ。キャンバスと呼ばれるページで動作する。画面全体で動作する。

マイミクがアプリの行動履歴(アクティビティ)が表示される(新しいアプリをインストールした、筠を購入した等)。

“友だちの体験”がSocial Applicationを駆動する

一般的なウェブブラウザで動く。

HTMLやJSをガジェットXMLとしてまとめ、それをmixiに登録すると、ソーシャルアプリとしてユーザに提供できるようになる。

独自なデータベースやサービスを提供している場合は、それらをmixiアプリと連携することも可能。

mixiアプリはこれまで持っているサービスの新しいフロントエンドである。

提供するAPI

Person & Friends API
Community API
Activities API
Persistence API
gadgets.io API

mixiアプリモバイル技術仕様
4月24日にmixi Developer Centerにて公開

原田@mixi事業本部長が登壇。

ソーシャルアプリについての説明。

「ソーシャルアプリ」とは、ソーシャルグラフを活用して、共有や共感をコアバリューとするアプリケーション。

マイミクとの繋がりをキーにした新しいカタチのコミュニケーションスタイルを提供するもの。

従来のインターネットで提供されてきたコンテンツ

ニュース/天気
ゲーム/着メロ
占い
デスクトップ/カレンダー
映画情報/求人情報
EC(ショッピング)
検索

オンデマンド性を活かしたパーソナルコンテンツ
今後ますますパーソナル化

ソーシャルアプリはこれらとは逆の新しい体験を提供する

ソーシャル占い
・友人/知人との共有型運勢(励ましリスト/公開型占い)

ソーシャルニュース
ソーシャルゲーム
友だち占い
共有スケジューラ
待ち合わせアプリ
ギフト
友だちの履歴など

ソーシャルアプリ失敗例

パーソナライズポータル向けガジェット
ブログパーツ
デスクトップガジェット

ショートカットでありソーシャルアプリではない

従来のいわゆるコミュニティサイトは「全国大会」

全員が一同に情報交換・交流

掲示板サイト
オンラインゲーム/アバターサイト
クチコミサイト(CGM)
オークション
動画共有サイト

マイミク大会

実際の知人を中心にした小さなコミュニティ
ネット本来のインタラクティブ性を大きく引き出す
・自分の安心できる交流範囲(垣根が低い)
・インタラクティブになりやすいコンパクトなコミュニティサイズ
・知り合いだからこそ発生する付加価値

mixi日記
みんなのエコー
ミクシィ年賀状
→マイミク大会

なぜ日記はPVが多い?

1,600万人のコミュニティ x 1 = 1,600万人のコミュニティ

マイミク大会をうまく使うと‥‥

25人のコミュニティ x 1,600万通り = のべ3億8,000万人のコミュニティ

マイミク大会の方がボリュームを生む
うまく両方を使って盛り上がりの最大化を

Jia Shen取締役@Rock You! Asia

ミッション = ソーシャル + アプリで世界をつなぐ
世界最大のソーシャルアプリデベロッパー
ソーシャル広告ネットワークも展開

ソーシャルアプリのための環境が激増している

アプリケーションによりサイトトラフィックも上昇している

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次の予定があり残念ながら途中退場となります。

なんとなく周囲でmixiの利用率が下がっている(日記もログインも)気がするので、これからの5年間に向けてこうした施策が絶対に必要になってくるのはよく分かります。

使い勝手の良いアプリや面白いアプリが登場すれば、再びmixiがネットで遊ぶプラットフォームとして存在感を増していくのだと思います。

アプリのデベロッパーにしてみても、既存のサービスのフロントエンドとして利用できるということなので、日本最大のSNSに参入するメリットは大きいですね。

ソーシャルアプリの説明は既存サービスとの比較が中心だったのですが、シンプルにmixiアプリのポイント/メリットは何なのか、というあたりが具体的に説明があると良いな、と思いました(もともと“ソーシャル○○”って説明しにくいですけど)。

とはいえ、恐らくは実際に使ってみるのが理解への近道だと思いますので、リリースされたらガシガシと使ってみたいと思います。