TikTok、アメリカでの“禁止”を阻止するため上院議員に電話するようユーザーにメッセージを送る

アメリカ下院が、ByteDanceがTikTokを売却しない限り禁止する法案を可決しましたが、TikTokはアメリカでの“禁止”を阻止するため、上院議員に電話するようユーザーにメッセージを送っているとEngadgetが伝えています。

TikTok、禁止阻止のためユーザーにメッセージを送る

TikTok is now asking users to call their Senators to prevent a US banという記事になっていました。

The app began pushing new in-app messages to users asking them to “tell your Senator how important TikTok is to you” and to “ask them to vote not on the TikTok ban.”

TikTokは、今回の法案に関して2回目となるメッセージを、ユーザーに送っているそうです。内容は「TikTok禁止に反対票を投じるようお願いしてください」など、上院議員に電話するよう促すというもの。

ユーザーは「今すぐ電話する」を選択でき、郵便番号が指定されている場合は電話番号を検索するそう。

前回も若者からの電話が殺到して逆効果だったのではないかと言われていたのですが、再びメッセージを送信しているというのは、TikTokとしては法案が可決してしまえば現状のサービスが終わる可能性が高いことに脅威を感じているということでしょう。

上院議員に電話が殺到すれば、これまた逆効果のような気もします。TikTokで収益化している人にとっては、大変な問題だと思いますが。

上院で法案が可決されれば、TikTokは身売りまで約6カ月の猶予が与えられますが、そうでなければアプリストアからのダウンロードが禁じられることになります。