ニッポン放送、バイラルメディア「grape(グレープ)」を買収

2016 02 26 1950

ブームが過ぎ去りつつバイラルメディアというジャンルとしては、買収というのは良いエグジットですね。ニッポン放送が「grape(グレープ)」を買収しました。ニッポン放送がITベンチャー買収、サイト活用しコンテンツ普及へという記事になっています。

グレイプは平成12年3月に設立。自社サイトのほかフェイスブックに注目度の高いコンテンツをアップして高いアクセス数を獲得し、広告媒体としても活用する「バイラルメディア」の運営が主力事業。

「grape(グレープ)」の月間PVは3,800万とのこと。

2015年は雨後の筍のようにたくさんのバイラルメディアが登場しましたが、どのくらいが今でも更新を継続しているのでしょうか。「grape(グレープ)」のように、売却するメディアが続くでしょうか。

「会員制サイトの拡散力を利用して注目度の高い動画やテキストなどのコンテンツをアップして、メディアとしての影響力を高めている」というように、Facebookでの拡散で力をつけてきていますが、ぼくの観測範囲では一時期は大量に目にしたバイラルメディアの記事は、ほとんど見かけなくなっています。

ニッポン放送はグレイプの株式を旧経営陣などから100%取得し、社長など役員を刷新した。取得額は未公表。

今後の運営に関しては、ニッポン放送次第となりますね。

「grape(グレープ)」からも「株式会社ニッポン放送による株式会社グレイプの完全子会社化に関するお知らせ」というプレスリリースが出ていました。

今後は、ニッポン放送のコンテンツ力、営業力と、当社のデジタル領域における専門性、拡散力を融合させ、お客さまにより良質なコンテンツをお届けする体制強化とサービス向上に取り組んで参ります。

会社概要を見ると、代表取締役社長と常務取締役がニッポン放送からの人に代わっているようです。