6,168メートルの北米大陸最高峰、アラスカ州にある「マッキンリー」がアラスカ先住民の呼び名「デナリ」に改称しました。ホワイトハウスが発表しました。先住民の名「デナリ」に改称=北米最高峰マッキンリー―ホワイトハウスという記事になっています。
ホワイトハウスは30日、米アラスカ州の山で、北米大陸最高峰のマッキンリー(6168メートル)をアラスカ先住民の呼び名「デナリ」に改称したと発表した。
日本では「マッキンリー」は登山家で冒険家の植村直己さんが消息を絶った山として、最近ではイモトアヤコが番組の企画で挑戦した山としても知られています。
アラスカ先住民は「マッキンリー」となる前から「偉大な存在」を意味する「デナリ」と呼んでおり、アラスカ州政府は1975年以来、連邦政府に働き掛けてきたということです。
「マッキンリー」という名前は「1896年、金採掘業者が当時の大統領候補ウィリアム・マッキンリーにちなみ名付けた」もので、その後、25代大統領に就任しました。
「マッキンリー」という名前は政治絡みの気がしますし、先住民が呼び続けてきた名前である「デナリ」の方が相応しい気がしますね。マッキンリー山 – Wikipediaにも「近年は先住民の名称であるデナリ (Denali)と呼ばれる事も多い」と記されていました。
1980年、アラスカ州法に基づき、山を含む周囲にデナリ国立公園が設置され、同時に、アラスカ地名局は山の呼称もデナリと改称した。ただし連邦地名局は、引き続きマッキンリー山という呼称を使っている。
国立公園は「デナリ」だったのですね。