小笠原諸島の西之島付近に、新しい島が誕生したことが話題になっています。大きさは長さ約200メートル、幅約50メートルと伝えられていますが、新島誕生は27年ぶりのことなのだそうです。小笠原に新たな島誕生、海底火山の噴火でという記事になっていました。
日本の気象庁などは23日までに、小笠原諸島の西之島近くで海底火山の噴火により新たな島が出現したと発表した。この島の長さは約200メートルで、幅は約50メートル。
火山活動による島の誕生で、このまま島として残るのか、それとも海の中に消えてしまうのか、注目が集まるところです。
専門家は「波の浸食の程度に大きく左右される」という見方を示しています。
さて、今回の新島は日本では27年ぶりと言われています。27年前というと、14歳くらいだったはずなのですが、全く記憶にありません。そこで、ちょっとググってみました。
1986年には、硫黄島の近くで新たな島ができたものの、波に浸食され、49日後に消滅しています。
1986年に、硫黄島の近くで新島が誕生していたそうです。ただし、波の侵食され2ヶ月持たずに消滅してしまったということなのですが。
南硫黄島 – Wikipediaを読むと、
1904年(明治37年)11月24日に海底噴火が起き、同年12月5日新島が出現した。翌年の1905年(明治38年)1月に硫黄島の住民だった中谷久吉ほか9名が新島を探検し、日本国領の標柱を立て父島の小笠原島庁へ7日かかって報告をした。しかし、新島は同年6月には海中に没した。
など、1900年代に3回、新島が誕生しては消滅しているそうです。今回の新島が島として残るかどうかは、そう簡単ではないのかもしれませんね。
ちなみに、西之島付近では1973年に火山噴火により西之島新島が誕生し、こちらはその後、西之島と接合してひとつの島になっています。