東京電力「でんこちゃん」コスト削減でリストラ

2012 02 28 1517

「でんこちゃん」リストラ 作者・内田春菊氏は知らなかったという記事があったのですが、東京電力のマスコットキャラクター「でんこちゃん」が、コスト削減でリストラされることになったようです。

1987年以来、東京電力のマスコットキャラクターを努めてきた「でんこちゃん」がコスト削減のため3月31日をもってリストラ(契約解除)されることになった。

既に「でんこちゃん」のサイトもなくなっているようで、さらにはキャラクターを使うことも現状では難しい→コスト削減でリストラ、ということになったのでしょうね。

「でんこちゃん」の作者は、漫画家の内田春菊氏。取材に、次のようにコメントしています。

昨夏、東電さんと広告代理店の担当の方がいらして、“しばらく自粛するが、もう一度(でんこちゃんの作画を)お願いする時が来た時のために、そのまま待っていてほしい”といわれました。個人的には更新は無理だろうな、とは思っていましたが……。

なお、契約金額はタレントよりもリーズナブルだったそうです。

「最初はパンフレットに載せるための省エネキャラクターでした。おかげさまで評判は上々で、東電の方たちといろんなアイデアを出しながら、CM、グッズ、4コマ漫画と展開できた楽しいお仕事でした。昨年3月に4コマ漫画のアイデアを出した直後に震災があって、それ以降は描いていません」

「電気をたいせつにね!」のテレビCMも、なんだか懐かしい感じがしますね。

内田春菊氏は、東京電力には「“もしでんこが必要ならタダでも描くのでいってください”と早々にメールしていた」のだそうです。

ただ「こういう時期に暢気な漫画の絵で嫌な気持ちになる方がいる以上は、出すべきではないと思います」とも。

でんこちゃん – Wikipediaによると、本名は「分電でんこ」で、夫や弟などの家族もいたようです。なお、声の担当は乙葉だそう。