「串カツ田中」全面禁煙でサラリーマン客離れして客単価も減少中

「串カツ田中」全面禁煙でサラリーマン客離れして客単価も減少中

少し前から客数が減っていて「串カツ田中」が大変そう‥‥という声は周りからも聞こえてきていたのですが、串カツ田中が5カ月連続前年割れの変調、全面禁煙が招いた2つの難題という記事にもなっていました。

ところが、全面禁煙から1年が過ぎ、懸念材料が出始めている。それは、外食産業の店舗の健康状態を示す“体温計” ともいわれる既存店売上高の落ち込みだ。

業界に先駆けて、2018年6月より完全禁煙を導入した「串カツ田中」ですが、直後は調子が良さそうに見えたものの「8月6日に発表された19年7月の既存店売上高は前年同期比で95.9%。 3月以降、5ヵ月連続で100%を下回ってしまった」というように、1年が経過し徐々に業績を落とし始めているようです。

記事では次の2つを問題としています。

1. サラリーマン客離れ
2. 客単価の減少

ハイボール50円のキャンペーンを頻発していることからも分かりますが、明らかに元いた客層のサラリーマンが敬遠していることが分かります。浦和の「串カツ田中」も深夜営業を取りやめてしまいましたし。

完全禁煙してファミリー層が増えたことは良いと思いますが、店に通う頻度を考えると段違いだと思うんですね。例えばサラリーマン客なら週イチで行くことはあっても、ファミリー層だと月イチくらいではないでしょうか。

夕方はファミリー層も多く、ファミレス化していてサラリーマンが入店しにくいということもあると思います。

ファミリー層が多くなると「家族連れの客は単価の高いアルコールの消費量が少ない」ということで、客単価も2,400円台から2,200円前後に落ち込んだそうです。

2020年には改正健康増進法の施行がありますから、いずれどの飲食店も通る道だと思いますが、そうなったときに「串カツ田中」が再びサラリーマンのハートをキャッチできるかどうか、でしょうか。