「Movable Type」19周年おめでとうございます!

「Movable Type」19周年おめでとうございます!

CMSの「Movable Type」が、2020年10月8日に19周年を迎えたそうです。じゅうきゅうねんですよ、じゅうきゅうねん。おめでとうございます!

ぼくが初めて「Movable Type」のことを知ったのは、2002年の夏でした。

会社にいるときに読んだ面白いネタをネットにあげておき(今でいうクラウド?)、後から自宅で読んでメールマガジンのネタにする‥‥ということをしたくて、使い勝手の良い掲示板のような仕組みを探していたのです。

そこで知ったのがCMS(Contents Management System)です。どうやらアメリカではCMSが盛り上がりつつあるらしい、と。

いくつか試そうとした中に「Movable Type」もありましたが、サーバーにPerlのモジュールをインストールする必要があって、その時は断念したのです。

現在は気軽に共用サーバーとか専用サーバーとか借りられますが、当時はISPから間借りするhttpサーバーという感じで、自由度は全く高くなかったのですよ。

それから10ヶ月ほどして2003年3月くらいですかね。世間ではSEOがブームになっていました。ウェブ制作会社に勤務していたので、誰が更新してもSEOに効果的なウェブサイトを更新できたらいいよね、という話になり「そういえばCMSというのがありますよ!」と。

自分ではインストールすることができなかった「Movable Type」を会社の人の手を借りて、社内にあったiMacにインストールしたのがファーストコンタクトでした。

記事を更新するのも簡単だし、アーカイブページも自動で生成されるし、本当に夢のようなシステムだと思いました。ぼくはメールマガジンからブログに軸足を移すことにして、2003年7月1日に「ネタフル」はスタートしました。

「Movable Type」があったから、ブロガーとして独立することができました。何より「Movable Type」があったから、多くの友人と出会うことができました。

初期のブログのコミュニティは、誰でも使えるものではない「Movable Type」をインストールしてでも使いたいという、とても情熱に溢れた人たちが集っていました。その上、情報発信までしたいという人たちです。17年が経過した今でも熱い人たちがたくさん残っています。

そんな出会いを与えてくれた「Movable Type」には本当に感謝しています。

現在、ネタフルはシックス・アパートの好意で「Movable Type クラウド版」にホスティングして頂いています。

もともと静的HTMLを生成する仕組みなので安定性は高いのですが、それに加えてスピードが高速なのが非常にメリットだと感じています。テレビで放送されたようなネタでワッとアクセスが増えても、全く問題がありません。

ちなみにネタフルは5万ページ以上ありますが、フツーに動いています。

より安価に導入しやすいタイプだと「MovableType.net」もあります。

信頼のおける技術の上に成り立つ安定性。3年先にはサービスが継続しているかどうか全く分からないようなIT業界において、19周年を迎えることができるなんて本当にすごいことだと思います。

いちブロガーとして、引き続き「Movable Type」と歩んでいきたい所存です。改めまして19周年おめでとうございます!