Intel Macで変わるもの、変わらないもの

Intel Macで変わるもの、変わらないものという記事がありました。

本稿ではこのインタビューから両機種に共通するIntelプラットフォームについての総論、各フォームファクタにおけるIntelプラットフォームのメリット、そしてMacBook Proの新フィーチャーをお届けする。

ユーザとしてはCPUが変わったとしても、Mac OS X自体には何ら変更がないのが望ましいです。むしろ高速になるとか、そういった良い話題が目につきますが、果たしてその他の点に関してはどうなのか、ということに関して参考になる記事でした。

いくつかインタビューからピックアップ。

ミッションクリティカルシーンやハイパフォーマンスが必要とされるような特定のシーンにおいて、依然PowerPCベースのマシンを必要とするはずだ。Rosettaは確かに優れているが、PowerPCバイナリに関してはG4やG5のほうが実行速度が速い。

なるほど。逆に、そこまでスピードを必要としない一般ユーザは、Intel Macを購入すべき、ということになります。なんでもかんでもRosettaが優秀だから、という話でもないのでむしろ安心です。

“T”を押しながら起動すればTarget Disk Mode、”N”を押しながら起動すればNetBoot、FireWireからの起動も完璧だ。

そうなんです。この「T」を押しながら起動するTarget Disk Modeには随分とお世話になりました。外付けHDDにOSをインストールし、それを持ち歩いてモバイルしていたんですよ。こうしたかゆいところに手が届いている機能も、きちんと引き継がれる訳ですね。

Intelハイッテルのチップセットは945 Expressベースで、特別にApple向けにカスタマイズされたものではなく、通常のIntel Core Duoだということも語られています。

さらに、なぜ「PowerBook」ではなく「MacBook」になったのかということに関しては、次のように説明されています。

ユーザの多くはAppleのコンピュータを”Mac”と呼んでいる。iMac、PowerMac…… というラインナップを通じて”Mac”という単語を強調するために”MacBook”という名前を付けた。

確かにMac、Macと呼びますから、そういう意味で統一感を出すためには名称変更もやむを得ないのでしょう。Macで総称することができますからね。

一つ気になったのは、バッテリーが従来のものより大きくなっているという点。実際に見てみないと分からないですが、これはちょっと気になります。

ということで、かなり内容の濃いインタビューですのでお薦め。

併せて同じ「標準品」でもアップルがやるとこんなに違うもお薦め。

ソフトウエアを動かす最も中心部分のハードウエアをすげ替え、何事も無かったかのようにユーザーにそっと手渡す。こんな神業をやり遂げた企業はApple以外にはない。

MacBookPro

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