書籍をスキャンしてPDF化を代行するサービスが増えてきたようなので、ググって見つけた7サイトの料金等を比較してみました。
比較したサービスは以下の通りです。特徴も併せて付記します。
▼BOOKSCAN(進捗リアルタイム確認)
▼スキャポン(Amazon/楽天ブックスから送付可能)
▼リぼ〜ん(月5冊パックの場合)
▼@スキャン(Amazon/楽天ブックスから送付可能)
▼電私化.com(有料オプションなら24時間納品)
▼スキャナーズ77(DVD化0円)
▼スキャン5
価格に今のところ大きな開きはありませんが、近いうちに価格はそれなりでクオリティを維持する方向と、価格競争に突入する方向があると思いました。
というのも、基本的には複雑な技術は必要ないようで、スキャンスナップを導入して個人レベルで低価格参入するケースが考えられるからです。
それだけに、ウェブサイトの見映え、作りも信頼感を得るために、より重要になっていくでしょう。いくら安くとも、明らかに個人サイトのような感じだと不安になりそうです。
またAmazon/楽天ブックスから直接、購入した書籍を送付できるというのも、利用者からは便利なので、スペースを確保できる業者には当然のサービスとなりそうです。
ネタフルでは以下の記事を書いています。
▼本のスキャン→PDF変換を代行する「BOOKSCAN(ブックスキャン)」
▼書籍のスキャン・PDF化を代行する「スキャポン」Amazon/楽天ブックスから直送→PDF化も可能
一方、自分で裁断してスキャンしPDF化することを「自炊」と言いますが、果たして自分でこれらの作業を行った際のコストはどのようになるでしょうか。
「自炊」界でのデファクトスタンダードな機材は、次のようなもののようです。
Amazonで31,600円。
▼FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M
Mac用。Amazonで41,025円。
▼FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
Windows用。Amazonで40,179円。
スキャンスナップのMac用を購入するか、Windows用を購入するかでやや違いがありますが、裁断機とあわせて約72,000円と考えれば良いでしょうか。
「自炊」する際にはファイル名をどうするか分かりませんが、とりあえず変更しないとします。後の検索性を考慮し、OCRはするとします。これでBOOKSCANの場合は200円、スキャポンの場合は180円となります。
72,000円を割ってみると、それぞれ360冊、400冊ということで、わりかしすぐに元が取れそうな雰囲気ではあります。もちろん裁断する手間や、スキャンのためのノウハウ等もあるので一概には言えませんが。
今後、電子書籍が広まるとしていつまで必要な組み合わせか分かりませんが、少なくとも過去の蔵書をコツコツと「自炊」していくならば、自宅にスキャンセットがあっても良いという人も意外にいるかもしれませんね。
本を裁断するサービスというのもありました。
▼本裁断サービス(Cutting books)
▼ヒットシステム 裁断サービス
いずれも1冊80円です。400冊くらい裁断して手間をいとわないのであれば、裁断機を購入した方が良さそうです。
スキャンしてPDF化した書籍の閲覧については、「GoodReader」と「DropBox」と「i文庫HD」の連携が超便利そう[iPad]という記事も参考にして下さい。