コロナ禍により外出機会が減ったので、そういえば蚊に刺されることがほとんどないのですが、それだけにたまに刺されるとちょっと悔しい。
蚊に刺されたらかゆみ止めを塗るくらいの選択肢しかないと思っていたのですが、温めてかゆみ止めする「Bite Away」というデバイスがTwitterで話題になっていました。
スウェーデンに移住した方のツイートです。
ドイツ製のbite awayが優秀過ぎる件。蚊に食われた箇所に数秒当てると51℃まで上昇。その直後から痒みが取れてプクっとした腫れも消える。つまり、そもそも蚊に刺されていないことになる。通販で300kr(4000円弱)で購入。これはノーベル平和賞を取るべき。 pic.twitter.com/TMQd6hbCso
— 吉澤智哉/Tomoya Yoshizawa (@livinnovation) July 7, 2021
なんという画期的な製品があるのだろうか! ツイートによれば51度で温める商品と読めるのですが、蚊に刺されたのって温めると軽減されるのですか?
と思って調べたら、ゆる信ワイド 信州!安心生活の心得 「虫刺され」よりという記事があり「蚊に刺された直後、ぬらしたタオルを電子レンジで温めて、刺された箇所に1分くらい載せておくと腫れやかゆみにならない」というリスナーの話に皮膚科の医師が回答しています。
刺された「直後」は傷口がふさがっていないので、この方法で毒素が抜ける「かもしれない」そうです。ただ、これは本当にタイミングがうまく合った場合のみうまくいく方法で、現実的にはうまくいかないことが多いそうです。
もし、蚊に刺されたことにすぐに気付けたら、温める方法で毒素が抜ける可能性がある‥‥ようです。そのためのデバイスが「Bite Away」なのですね。ツイートによれば実際に効果もあるようなので、タイミングさえ合えば、ということなのでしょう。
傷口がふさがってから温めるとむしろかゆくなってしまうそうで、この場合の医師のオススメは布を1枚挟んで保冷剤などで冷やすことだそうです。
「蚊に刺されたら熱い蒸しタオルで温める」が話題 小児科医が根拠を探ってみたという記事もありましたが、子供の場合はやけどの恐れがあるので、温める場合も十分な注意が必要です。
さらに、こちらの記事では「蚊に刺されたときの温熱療法の報告は、調べた限りでは見当たりません」ということで「ステロイド外用薬を塗布してから冷却」を推奨しています。
Amazonなどでも温める商品は見受けられますが、試す場合は自己責任でどうぞ。
追記:
皮膚科医の見解として、温めると悪化するリスクが高いというツイートもありました。
今年も『蚊に刺されたら温めろ』とデマが流れる季節になりました。
例えばクラゲに刺されたら、毒を失活させる為に暖めるのが一案。
しかし、蚊に刺された後の症状はアレルギー。
暖めるのは悪化リスクが高いです。
SNSの健康情報はほぼデマなので、無根拠の情報を拡散しないようにお願いします https://t.co/MNHpcJK5LZ
— やさしい皮膚科医 (@S96405539) July 8, 2021