Kindleの「読んだらハマる昭和の名作マンガフェア」で0円になっていたので「一杯の魂-ラーメン人物伝-(1)」を読んでみました。
大勢の客が足を運ぶ評判の店、行列の出来る有名店が数多く軒を連ねるラーメン業界。すすれば顔がほころぶ絶妙な味。だが、この一杯を生み出すまでには想像を越えるドラマがあった……。究極の味を求めて、自ら納得出来るまでは決して妥協を許さなかった頑固な店主、伝説と呼ばれる職人の技。全国に事業展開するラーメンビジネス企業の雄たち……。ラーメン一杯に命をかける男たちの熱い生き様を追った、ノンフィクション・ラーメンコミック! 原作者による詳細な解説データ付きでご紹介。
1巻に登場するラーメン店は次の通りです。
1杯目:麺屋武蔵/山田雄・佐藤吉治
2杯目:柳麺ちゃぶ屋/森住康二
3杯目:ぜんや/飯倉洋孝
4杯目:中村屋/中村栄利
5杯目:なんつッ亭/古谷一郎
6杯目:支那そばや/佐野実(1)
7杯目:支那そばや/佐野実(2)
スーパージャンプに2002〜2004年に連載されていたということなのでかれこれ15〜20年くらい前のマンガです。登場するラーメン店も当時からあるラーメン店ですね。
どのラーメン店も、もちろん名前を聞いたことがあります。人気店は行列しているだろうなぁ、と思って食べたことはなかったのですが。
原作の竹内伸氏は「ラーメン王」として知られ、2008年に亡くなっていますが、ラーメン業界の発展に寄与した人物と聞いています。そんな人物だからこそ、これだけの有名店が誕生する物語を原作することができたのでしょうね。
ラーメンが美味しい店には美味しい理由がある。ということが「一杯の魂-ラーメン人物伝-」を読むと分かります(ラーメンフリークは既に知っている話が多いのかもしれませんが)。
改めて調べてみると「柳麺ちゃぶ屋」だけ既に閉店して食べられなくなっていました。「支那そばや」は店主の佐野実が2014年に亡くなっていましたが、店は継続しています。
余談ですが「鬼そば藤谷」を経営する、アゴモノマネで知られるものまねタレントのHEY!たくちゃんは、佐野実氏の弟子なのですね。
2巻、3巻もそれぞれ11円なので購入しておきました。