きっかけはAmazonの読み放題に入っていたからのような‥‥市川ヒロシ「どんぶり委員長(1)」を読んでみました。
それまで親の躾が厳しく丼を食べたことがなかった優等生の委員長が、丼沼にズブズブと入っていくマンガです。
真面目で高飛車な委員長は、調理実習でクラスの男子・吉田が勝手に作った親子丼を見て衝撃を受けた。男くさくて品のない食べ物と、これまでどんぶりを食べた経験がなかった委員長の頭の中はどんぶりの事でイッパイに…。自分のために親子丼を作らせて食べた委員長は、その日からどんぶりの虜になってしまった!!
次々と委員長が男子・吉田に丼を作らせていくというシンプルな展開で、しかも作られる丼は奇をてらっていないというか、本当に中学生男子が自作しそうな丼部のなのですが、これがなかなか美味そうで‥‥。
回が進むにつれて、こちらもどんどん丼沼に引き込まれていきます。気づいたらもうズブズブです。
お新香を入れた牛丼は牛丼屋の店頭でもできそうなカスタマイズですが、サクサクとした食感と塩気が絶対に美味しいはず。ナポリタンを丼にするという発想はあれませんでした。
ミルフィーユのベーコン丼も美味そうだ‥‥いずれの丼もレシピが掲載されていますので、手軽に再現可能です。しかも丼だから、作るのもそれほど難しくなさそうなのがグッド。中学生男子に読ませたら、自分で丼を作り始めるかもしれませんね!
Amazonカスタマーレビューでは絵が稚拙とか下手という評価もあるのですが、読み進めるとすぐに馴染んでしまうし、なんとなくキャラに親しみも感じるんです。
シンプルに美味そうな丼を紹介してくれるマンガとしては面白いと思います。