現存する居酒屋としては最古の部類‥‥というのが、正確なところでしょうかね。1905年創業、神田司町で歴史と風情を感じさせる佇まいの「みますや」に行ってきました。入口からするとそんなに大きくなさそうに見えたのですが、入店すると奥に長いのです。テーブル席に座敷席、けっこうな人数が収容できる大きな老舗居酒屋でした。居酒屋らしいメニューを食べながら、チューハイを頂きましたよ。
ちなみに隣に「オール200円」を掲げる愉快な酒場「イチゴー」もありまして、二次会にぴったり。もちろん後で吸い込まれました。さてさて。
こちらが「みますや」の入口。なんと、ランチタイムもあるの!? 焼魚定食、煮魚定食、牛煮込定食て、これまたそそられますねぇ。みんな定食を食べながら、瓶ビールの一本くらいはやっているのでしょうか?
「みますや」メニュー
これが全てのメニューではないんです。多すぎて写真に撮るの断念しました。
チューハイ350円は呑兵衛には嬉しい。やっぱりこういう居酒屋に来たら、チューハイとかレモンサワーを呑みたくなるんです。
冷酒の品揃えもなかなか良い具合。七田、飛良泉、磯自慢、九平次、田酒、まんさくの花。
さしみ。まぐろにトロにさくらがあります。さくらは馬刺しですね。霜降りと赤身。
焼き物は焼鳥やら焼魚やら。できれば焼きなす、厚焼き玉子あたりも押さえたいところ。
揚げ物。骨付ふぐビール揚げというのは珍しいメニュー。揚げだし豆腐、鶏の唐揚げは定番の居酒屋メニュー。
煮物のどぜう丸煮、柳川鍋、あなご煮付けあたりは、東京の居酒屋でしょうか。
「みますや」東京の老舗居酒屋メニューでしっぽりと
中生で乾杯。
あなご煮付け。いいねぇ。
トロさしみ。いいよねぇ。
ふぐのビールの唐揚げだ。コリコリの食感がいいぞ? ビールにぴったり。
名物の桜さしみ。やわらなくてトロトロで最高すぎる。こればっかり食べ続けたい上に、丼にしてもいいんじゃないのかね、なんていう気持ちも頭をもたげたりして。
これは肉豆腐‥‥だったかな。牛丼的で、これまたライスが食べたくなる美味しいつまみ。
〆に向けて、さらに居酒屋ぽいつまみでラン&ラン!
にしん棒煮も全くもっていい味付けでご飯が食べたくなるね。
ギネスビールを呑んでいる人もいたので、このあたりの品揃えはなかなか面白いと思いました。現存する東京最古の居酒屋らしいとあって、店舗で使われている木材もエイジングが進み良い焦げ茶に。いや、黒か。ただ、お客さんはそういうのを目的に来ているというよりは、本当に近所の人が普段使いしている様子。サラリーマン多め。
静かに歴史を守る居酒屋オブ居酒屋。料金も思っていたより遥かに良心的で、早い時間に近所まで来ることがあれば、ふらりとテーブル席で冷酒なんかいいですねぇ。
ごちそうさま!!!!
「みますや(神田)」の住所・予約
住所:東京都千代田区神田司町2-15