「iPhone 15 Pro」の発売以来、発熱(オーバーヒート)の問題が報告されつつあるようですが、その原因について、サプライチェーンアナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleが設計で妥協したことに起因する可能性があると分析しています。
「iPhone 15 Pro」発熱の原因は設計?
The iPhone 15 Pro series overheating issues are unrelated to TSMC’s advanced 3nm nodeとする記事を公開しています。
これによると、Ming-Chi Kuo氏の調査によればTSMCの3nmノードとは無関係で、主な原因は、放熱面積の減少やチタンフレームの採用など、軽量化を達成するために熱システム設計に妥協が加えられたことである可能性が高いと分析しています。
Appleはソフトウェア・アップデートでこの問題に対処すると予想されるますが、プロセッサーの性能を下げない限りは改善は限定的かもしれないとMing-Chi Kuo氏。
15年前ですが、MacBook Airが熱暴走するので、クロック数を下げるなど対処した記憶が蘇りました。
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「iPhone 15 Pro」は発熱問題に対処するため、プロセッサーの性能を下げる必要が出てくるかもしれません。
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