海外でモバイルルーターを使う際に気をつけるべきポイントという記事を書きましたが、もしも早くにこのアプリを使っていたら、その原因究明はもう少し早かったかもしれません。
iOSだとモバイルデータ通信時のアプリのデータ転送量しか分かりませんが「MyDataManager」を使うと、WiFi使用時のアプリのデータ転送量が分かります。ただしVPNを使って外部のサーバーをデータが経由することでデータ転送量を計測しているようですので、使用は自己責任でどうぞ。
データ転送量をモニターするアプリなので、モバイル時やローミング時に自分が契約しているデータ転送量でアラートを設定することなども可能のようです。
ただ、今回の目的としてはWiFi使用時のデータ転送量の把握ですので、そこに絞って紹介します。
アプリの使用を開始すると、VPNでの通信が開始します。TwitterやFacebookなどをしばらく使ったのち、再びアプリを起動すると、それぞれのアプリのデータ転送量が分かるという仕組みです。けっこうリアルタイムに表示されます。
アプリの使用開始時はこうでした。「Streaming Media」というのは、恐らくですが、TwitterのGIFアニメが自動再生した時に増えたので、その関係だと思います。
数時間後はこうなっていました。
「その他」が増えていますが、これはradiko.jpを起動していたことによるものです。このように、表示されないアプリがあるのが悩ましいところですが、なんとなくFacebookが転送量が多いのでは‥‥と思っていたら、実はそうではなかった、ということが分かります。
実は一緒にチェコ取材をした @norio_airoplane もデータ転送量の問題に悩まされて、彼が原因究明のためにインストールしたのが「MyDataManager」で、ぼくも真似して試してみた次第です。
結果的にぼくはiCloudバックアップで @norio_airoplane はマイフォトストリームが原因だったようなのですが、取材中にこのアプリを使っていれば、各アプリには問題がなく、何かiOSがデータ転送量を食っているのでは‥‥と分かったかもしれません。
なお「MyDataManager」の使用を停止するには、
設定>一般>VPN
を開き「i」をタップして「オンデマンド接続」をオフにする必要があります。もしくはアプリを削除すると、登録されている「VPN構成」も削除されます。
特に海外でモバイルルーター頼りになるような場合は「MyDataManager」のようなアプリでデータ転送量をチェックできることを覚えておくと良いでしょう。